サンドウィッチの歌

サンドウィッチを作るのが好きだ…。
この間は、炒めた玉ねぎとスモークサーモンとチーズを挟んでやった。
ブロックベーコンとレタスとトマトときゅうりとマスタードも挟んでやった。
バターは少し溶かして、パンに全面的に塗らないといけない。
そうでないと、挟まれるものの水分が染み込んでしまう。
マヨネーズは、けっこうしっかりとかけないと味がしない。
だからたくさんかけるんだ。
次は何を挟んでやろうか。
卵を挟んでやろうか。
卵を、スクランブルして挟もうか。
ハードボイルドして、包丁で切って挟もうか。
細かく切ってマヨネーズとあえて挟もうか。
スライスした玉ねぎを水にさらして挟もうか。
ブロッコリーやニンジンをゆでて挟もうか。
エビをゆでて挟もうか。
生のパプリカを挟もうか。
アボガドとカマンベールチーズを挟もうか。
カマンベール、カマンベイベー。
おやすみベイベー。
君の夢を挟んでやろうか。
この世の中を挟んでやろうか。
裸のくさなぎくんをはさんでやろうか。
空がパンになって降ってくる。
地面がフカフカのパンになる。
マンションも工場も、森もガスタンクも、
パンに挟まれて真っ暗になって、
わしは頭の上のパンを食べて、
白いパンの上に顔を出す。
巨大なサンドウィッチを食べようとする、さらに巨大な人と目が合った。
ああ、わしが10代ならば、
こんな感傷的な歌も似合うのに。
現実のサンドウィッチは、小さい。
一度には挟みきれないから、
少しずつ、何度も挟もう。
長い時間をかけて、すべてを挟もう。
そして、コーヒーが無くてはならない。
別にインスタントでいいんだ。
豆を挽いて、どうのこうの…のところまでは、まだ舌が成熟していない。
ドイツのパンは、重くて香ばしいと、蝶野正洋が言ってた。
色んなサンドウィッチが食べてみたいな。
そして歳をとって、じじいになって死んでいく。
どうぞご一緒に。
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by syun__kan | 2009-04-26 15:36 | 日記 | Comments(0)
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