赤い羽根

Hさんと駅を歩いていると、赤い羽根(募金するともらえるやつ)を胸につけている人がいた。

わし「赤い羽根募金の、赤い羽根って、いまひとつかっこよくないよね。
数年前に流行った、白くて平べったくて、手首にはめるゴムバンドみたいなのをあげるようにすれば、
かっこいいから、欲しくなって募金する人も増えるのではないか」

Hさん「白いゴムバンドは、生産するのにコストがかかるから、無理だモロ」

わし「赤い羽根作るのにも、お金はかかってるでしょ?」

Hさん「あれは養鶏場に落ちてる羽根を使ってるから、お金かかってないモロ」

わし「いやいや、落ちてる羽根集めて、運ぶ輸送費だってかかるし、
赤く染める染料だって、シールみたいに加工する工程だって、けっこうお金かかってるだろうよ」

Hさん「いや、ゴムバンドの方が絶対お金かかるモロ。
ゴムバンドだと、工場で機械を使って作らないといけないから」

わし「ゴムバンド、あんなのパッキンの切れ端みたいな物やん?そんなお金かかってないでしょー。
それに、赤い羽根作るのだって、工場で機械使って作ってるはずやん?」

Hさん「いや、たぶん赤い羽根は、機械使ってないモロ。
羽根は軽くてデリケートだから、機械では難しいモロ」

わし「いやー、ポンキッキとか、教育テレビとか見てると、工場の映像出てくるやん。けっこうすごいよ?
こんなことすんねやー!みたいなことして、いろんなもん作ってるよ」

Hさん「どんなことしてるモロ」

わし「こう、がーっと出てきて、それが一気に収束されて、
空気が出てきてプクーッとなって、
熱でプシューッってなったと思ったら、ピュッピュって降りかかって、クルッとなって、
それがポコポコと収まっていく、みたいな」

Hさん「それは、何を作ってるモロ」

わし「いや、わからないけど。容器とかさ。食べ物とかさ。
ビローッっと伸ばされたと思ったら、今度はダンダンッと切られるみたいな。
赤い羽根作るのだって、できるはずだよ」

Hさん「機械を使うと、まず機械を作らないといけないから、余計にお金がかかるモロ。
きっと、主婦が昼間に内職で作ってるモロ」

わし「だって、赤い羽根、この時期ものすごい数必要になるよ?
全国の小学校で配ってるやん。
日本人の、そうだなー、5パーセントくらいは小学生だとしよう。
そうすると…600万人!?
600万人に赤い羽根配らなあかん。
いくらなんでも、この数を手作業では作れないでしょ」

Hさん「だって、機械作るのにお金使ったら、
募金集めてもなくなっちゃうモロ」

わし「たとえば、赤い羽根製造機はいくらくらいするんだろう?」

Hさん「1000万か2000万くらいするはずモロ」

わし「600万人が2円ずつ払えば、すぐに1000万円集まるやん!」

(ふきこぼれる鍋のように、話しが一気に推測的になてしまったので、この話し合いはここで終了した。
ちなみにわしは、話に気持ちがこもると関西弁になってしまう。
Hさんの語尾が「モロ」になっているのは脚色であって、実際のHさんは普通に話せる人である。)
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by syun__kan | 2009-10-08 18:06 | 日記 | Comments(0)
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