奥さんは鬱であるが、さらに飼っていたフェレットが死んで、
絵に描いたように最悪な精神状況であった。
それが、1週間くらい前の話。
今は、徐々に安定?回復?してきて、少しは危機を脱した感がある。
しかし、「真っ暗森」が波を作ってやってくるのは相変わらずで、
よく無力感にのしかかられている。
「自分は何の役にも立ってない」とか、言っている。
そんなしけたこと言うなよベイベー。
役に立つとか、そういう仕組みなんてないさ。
わしだって、働いてるけど、対価をもらってるから、プラマイゼロだ。
何かで誰かが優勝したって、喜ぶ人もいるけど、
同じくらい悔しい人も生むから、これもプラマイゼロだ。
なんにもしないことと、変わらない。
本人は不本意だろうけど、周りにとっては、別に同じことだ。
わしは朝5時半に起きる。
奥さんはパンにチーズを乗せて焼いてくれる。
わしはこの間、安かったから買ってしまった、すごくまずいインスタントコーヒーに、
クリープと砂糖を入れて、「まっず!」と言いながら飲む。
奥さんは、それを見て「飲まなきゃいいのに」と言う。
奥さん、現実問題として、あなたがいないと困る。
まずいコーヒーを飲む瞬間を、どうにかしてくれるのは、大事なことだ。