《メンテナンスによるサービス停止のお知らせ》

この夏にわしは27歳になった。
去年までは、誕生日を迎えると、
じんわりと「ああ、歳とっちまったー…」と思っていたが、
今年は「もう30歳でもいいや」と思った。
わしの人生の中の、一つの時期が終わった気がする。

ここ数年は、仕事で力を振り絞り、激しく喜怒哀楽した。
働き始めのころはしょっちゅう、「わしはこの仕事に向いてんのか??」と自問自答してたなあ。
仕事が、はっきり言ってかなり尊い部類の所業なだけに、
自分がそれに見合う人間なのか、疑問を持つことも多かった。

それを支えたのは、「わしは芸術ができる」という自信である。
2007年に「明るい夜に出発だ」という立体作品を作り、2008年に「21世紀人」展に出品して、
みんなに「すごいね」と言ってもらったことによる自信だ。

仕事でうまく立ち回れずに落ち込んでも、
自分の人格を否定しちゃうとか、そういうことにならなかったのは、
この自信のおかげ。

ちなみにこのブログも、その自信がベースにあったからこそ、書いていた。

ただわしは、2007年以降は、ほとんど本気で制作をしていなかった。
その辺に、自分で疑問を持ち始めた。
「わしは芸術ができる」というけど、ほんまかいな?今でもできんのかいな?
若くてばかだったからできただけなのでは?

ということで、27歳になるこの2010年に、わしはも一度制作してみた。
自分のアイデンティティを確認するための制作。
しかしそれは、どういうわけか、しんどかった。
飽きたのか。こんなことしてても成長が無いと感じたのか。手が止まった。
この夏にフィニッシュワークできなかった。

それはわしにとって、じんわりとショックなことであった。
わしが表現手段を持たない人物だとしたら、
ごくシンプルな「教員」だ。というだけだ。

でもまあ、何もしないで、実体のない自信を持っているよりは、
何かして、うまく行かずに暫定的に自信を失うほうが、
生きてる感じがして良い。
机上の空論よりも、何かやってみて内臓で得たフィーリングの方が信頼できると思う。
まだまだ人生長いから。

というわけで、わしは「わしは芸術ができる」という自信を、暫定的に手放す。
30歳に向けて、自分は何ができて何ができないのか、もう一度頭の中で組み立て直す。
そのための、メンテナンスに入るので、しばらくブログは更新しなくなります。

ではまた、そのうち。

追記
http://www.mmag.gsn.ed.jp/art-event/report/repo1008.htm
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by syun__kan | 2010-08-31 22:07 | 日記 | Comments(1)
Commented by 読者 at 2010-09-02 22:26 x
よい旅を!
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