わしの職場は東京の学校であり、11日に地震が起きた時は生徒たちとグランドに避難した。
グランドで、校舎の窓が余震でビリビリ震えるのを生徒たちと見ていた。
9時頃まで仕事して、職場から自転車を借り、いつもは電車で帰る道を50分かけて帰宅した。
土日休んだ。
その間、ずっと地震についてのニュースを見てた。うちにはテレビとラジオが無いので、ネットを見たり、新聞を買ったりした。
明日は出勤である。
余震の可能性がまだあるけど、仕事の関係で子どもを家に置いとけない家もある。
そういう生徒は登校せざるをえない。
なので、学校が必要になる。教員も出勤する必要がある。
なのでわしは、出勤する。
曲がりなりにも、これがわしの、明日の、ささやかな使命である。
震災に対して、直接わしができることは、今はない。
世の中に歯車になって、社会をいつも通りになるべく近い形で回すことに微微微力ながら貢献することが、わしのできることである。
明日、ほんの少しでも使命のある仕事があって良かった。