大葉ギョーザ

奥さん、怒髪天!!

「自分の趣味ばかり垂れ流しおって!!」

確かに、わしは色んな体験をなるべく一人ではなく誰かと共有して味わいたいクチなので、
マイケル・ジャクソンのファンイベントや、
ハンバーガーの食べ歩きや、
プロレスの試合に奥さんを同伴したことは多々あり、
さらにわしは普段から岡村靖幸の歌を「散弾銃の隊長も~母の名をさけ~ぶ~」と口ずさみ、
床を靴下で磨かんばかりに自宅でも踊り散らしているため、
奥さんとしては、関口は自分の趣味ばかりを共有スペースに垂れ流している、
との印象があった樣。

「アタシの趣味も味わいなさい!!」

ということで、「すみませんでした」ということになった。

なので、しぶしぶ?奥さんの好きな、「ドロヘドロ」というマンガを読んでみる。
わしはマンガを読むのが苦手なのだ。読んでいて興味が持続しない。
小説の方が読める。

しかし「ドロヘドロ」、これは面白かった。
「ドロヘドロ」の世界観に頭が支配されて、抜け出しにくくなるくらい。
どっぷりとはまり、
作者が10年かけて描いた15巻を、1週間ほどで読み切った。

そう、わしは何かにはまると、その世界観から頭が抜け出にくくなる。
それはそれなりに、大変なことなのだ。

例えば司馬遼太郎の小説を読んでいる時は、朝、出かけるだけで、

「関口は家を出た。風はない。南南東に顔を向けると、駐輪場に目が止まった」

とか、やけに緊張感のあるナレーションが頭に勝手に流れる。
普段の生活にまで影響を及ぼすのだ。
疲れる。
だからむやみに、手当たり次第に色んな作品を味わえない。

ところで作品というのは、小説にしろ、映画にしろ、
魅力的な食べ物が登場する場合が多い。
食べ物を作るシーンや、レシピが描かれていたりすれば、ああもうさらに魅力的。
その作品にはまっている時、わしはよく、登場する食べ物を実際に作って食べる。
わしの趣味の一つかもしれない。

村上春樹を読んでいた20歳頃は、サンドウィッチをよく作ったし、
ウイスキーをコップに1センチ注いで飲んだし、
ピーマンと牛肉の炒め物にビールを隠し味に入れて作ってみて、「結構この料理経費かかるじゃないか!」と思ったりしたものだ。

恩田陸を読んでいた時は、
オイルサーディンを火にかけて醤油を垂らしたり、トーストをカリカリに焼いたり、ステーキ丼を作ったり、たらこスパゲティを大量に作ったり。

そんでもって、この「ドロヘドロ」には、
「大葉ギョーザ」という食べ物が、
繰り返し出てくるのである。
ギョーザの皮に大葉を敷いて包むのである。

今日はそれを作って、ビールと一緒に、奥さんと食べた。
美味しかったよ。
奥さんもうまいと言っていた。

結局、共有スペースにわしの趣味を垂れ流しているような気もするが。
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by syun__kan | 2011-10-22 22:25 | 日記 | Comments(2)
Commented by ねぎ at 2011-10-22 22:40 x
おいしそうだね。大葉ギョーザ!
今度うちでも作りたい。
ちなみに今夜の晩ご飯はコロッケなり。久しぶりの揚げ物。夫婦あわせて10個くらい食べました。
Commented by syun__kan at 2011-10-23 00:02
既婚のあなたはねぎみそ?
コロッケたくさん作るのは11ぴきのねこみたいだね。
わしはコロッケは手間かかりそうで作ったことないよ!
ジャガイモやらかくしてつぶして何か混ぜて丸めて粉付けて卵つけてパン粉つけてあげて固めるテンプルで油を処理するなんて、わしには未知の領域だなあ。
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