夏に作って、岡本太郎賞に応募していた作品、
一次(書類)審査の結果は11月上旬に来るということだったので、
ここ数日はやきもきやきもきし、
もんもんとし、
「どうせなら落ちてしまえばいい」などと考えてあらかじめ自分をなぐさめてみたり、
「どうせなら落ちてしまえばいいと思ってるんだ僕は」とあえて奥さんに言ってみたり、
「上旬て、何日までだ??」と思ってウィキペディアで調べてみたり、
「あ゛~~」と言ったりしてたのだけど、
今日封筒が届いた。
そしたらその封筒が薄くてさ!
「ああ、薄いやこれ。
薄い。
一次審査通過したら、搬入日時とか知らせるから最低3枚は紙入るだろうけど、
この封筒はどう見ても1枚しか入ってない。
これはどう考えても『落選でした』のワンフレーズ手紙だ。
やっぱりだめだったんだな。
いやー…、なんていうかホッとした。
あんな作品で通過したら逆に、張り合いがないからさ、
また来年以降の作戦考えるいい機会を与えられ…」
と言いながら封筒開けたら、
一次審査通過のお知らせが一枚入っていた。
搬入日時等は追って連絡するとのこと。
川崎の岡本太郎美術館に搬入することになった。
最終審査はまだだけど、
2012年2月4日~4月8日に川崎市岡本太郎美術館で開催予定の『第15回岡本太郎現代芸術賞展』に展示されることは、ほぼ確定である。
嬉しい。
制作から遠ざかり、ほんとに遠ざかり、
そのまま「美術界」の人間ではなくなりかけていた、
ここ数年。
奮起して制作したけど全然フィニッシュワークできなくて完全に敗北した去年、
何と完成にこぎつけた今年。
また戦場に行ける。
ワークショップではない用事で、美術館に搬入口から入れる。
美術館っていうのは、搬入口から入るもんだよね!!
なんてことを言えるようになりたいぜ、ベイビー。