白髪

6月1日は横浜美術大学で講師を務めた。
近隣の美術担当の先生方を相手にしたワークショップで、
参加された先生方はだいたいわしよりベテランという状況。

15日は多摩美で、展示の搬出、
そして学生相手の90分の講演。
学生の頃は、授業を受けながら、あの、話す側に立ってみたいと妄想したものだが、
一つ夢が叶ったようなものだ。
なぜか、「母校にリベンジした!」という気持ちになっている。

どちらも盛況だった。と自己評価。

来月半ばからは川崎の岡本太郎美術館に作品を移し、展示する予定。

デザインチャイルドも誕生予定なので、ニトリで家具を揃えたり、組み立てたり、
相変わらずめまぐるしく過ごしている、もうすぐ30歳の今日。

何しろ、止まっていられない。
今年30歳の同期たちが、動悸をドキドキさせて、人生を先に進めているからだ。
この間の日記で書いた戸坂明日香氏もそうなのだが、他の方々も。

小学校からの幼なじみ、小池正典氏。
彼に今年一月に彼のグループ展で会った時、オーラがこれまでと違っていて、びっくりしたものだ。
もちろん作品も素晴らしいのだが、
本人の立ち姿が、一つ殻がむけたようなスッキリしたオーラを出していた。
思わず、
「小池さんは今年来るよ。間違いない」
と声をかけてしまったが、
ほんとに小池さんは、今年初めて出品した、村上隆氏の「GEISAI」で入賞し、
会場で作品が売れまくり、なんと村上氏からも買い上げられ、
その後村上氏から電話がかかってくるという、エキサイティングな状況。

終生のライバル、三宅感氏だって、
わしより一足先に、アーティスティックハードロックチャイルドが誕生し、
ブログには、哺乳瓶を持つ彼の姿が載るという、
めでたいことこの上ない状況、
さらには
「ぼくはいま、ものすごい芸術作品を作っていますから!」
という記述。
あの彼が、こう宣言するのだから、これは何かが起こる。
今年、来年のアート業界は覚悟しておいた方がいい。

ああ、まずい。
やっぱりこの人たちは、只者ではなかった。
アメリカのポップミュージック界の58年組といえば、
全員1958年生まれの奇跡的スーパースター、マイケル・ジャクソン、プリンス、マドンナであるが、
群馬の昭和58年度組も、なかなか、スーパースターではないにしても、
一言で言い表せない人物をそろえているではないか。

追い立てられるようにして、わしも決意を固める。
教育の仕事の、ミニマリズムなお給料で、デザインチャイルドまで含めた一家を養うのは至難の業。
なので、アート活動でも頑張りたい。
どんと来い、制作依頼!ワークショップ依頼!講演でもなんでも!
そこに何の矛盾もない。
子どもができて、わしは初めてアートでプロ化したいと思った。
アートで生き抜きたい。

そして頭頂部に一本白髪が生えた。
これまでは後頭部、側頭部に一本ずつだけだったのだが。
頭頂部の一本はなかなか目立つ。
これが30代の、ヨーイドンの合図なのだろう。
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by syun__kan | 2013-06-17 21:45 | 日記 | Comments(0)
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