冷蔵庫

カレーは二日目がうまいような感じに、わしもなりたいものだ。
このブログも始めて5年以上経つ。
最初は24歳だった。
24歳の若者というのは、まだまだ「飲み会」とか「オリコンシングルチャート」とかの重要性が、少なくとも全く無視はされていなくて、
髪形を気にして、
社会や組織に対して文句ばっかり言っていて、
何らかの有名なロゴのついている靴やジャージを着たいものだ(まあ、わしはあんまりそうでもなかったけど…)。

なので昔の日記は、読み返すと、若いなという感じがする。
何が若いかというと、オリコンシングルチャートについて書いているわけではないのだけど、
何というか、色々なものに積極的に翻弄されているところが、若い。
そういうのを、良く言うと瑞々しい感性と言うのだろう。

最近、友人の小池正典氏に、
「昔ほど海外旅行に行きたくなくなった。
1人旅とかへの興味も、『新しいものを見たい』というより、『休憩したい』という動機を感じる」
と言ったら、
「おれも、昔はドアが壊れていて、波がドバーっと入ってきて中の物をしょっちゅうめちゃめちゃにして行ったけど、
最近は割とドアがしっかりしてそれほど掻きまわされなくなった」
と答えてくれていた。

そんなこんなで、わしは30歳になり、もうすぐ父になる予定でもある。
「おしゃれな父親」になりたいとかは、全然思わない。
ドライヘアーで、
西友に売っている、Los Angelesとか書かれた漠然としたTシャツを着て、
短パンを履いて、靴下の上にサンダルを履いて、
子どもを前に背負いたい。
そういうのに憧れる。
ジャージのロゴも有名じゃなくていい。見たことないやつでいい。
そういうのこそ、わしにとってかっこいいと感じるのだが、間違っているだろうか。

この日記に書きたいことも、昔ほど思いつかない。
というか過度にリア充でその時間もない。
それで良いと思う。
感性を若く保ちたいとは思わない。
瑞々しくなくていい。
熟せばいい。
大人には大人にしか考えられないことがある。
30代なりの感性を持ちたい。
ただしカレーも、コンロ上に出しっぱなしでは腐る。
スポンジや洗剤や固めるテンプルや錆やしなびたキャベツやピーラ―に紛れて、みんな一緒に古びてしまう。
冷蔵庫に入れておけば熟しておいしくなる。
大事なところを冷蔵庫に入れておけると良いね。
冷たく静かな部屋に。
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by syun__kan | 2013-08-25 18:34 | 日記 | Comments(0)
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