遠方より昔の友来たる、新品の人間と共に

この間の日曜日、三宅感夫妻が、生後5か月のわと君を連れてうちに来てくれた。
迎える関口家は、奥さんが妊娠8か月なわけで。
4人に見えてよく見ると6人なんだ。

三宅氏とこういう形で会うとは、予備校時代、大学時代には、夢にも思わなかったな。
あの頃は、いろいろめちゃくちゃだった。
よくいる大学生大学生した大学生とはちがう。
お互い、真剣に生きることの命題に向き合って燃焼した結果、
わしは深夜の交差点でくるくる回っていたし、三宅氏は自宅から必需品以外の一切の物をなくそうとしたりした。
お金の節約のためにわしが三宅氏の髪を切ったら、ぞりあがってしまったこともあったあし、
わしが金色で三宅氏はオレンジの髪の毛だったこともある。
夜中に三宅氏から
「今、金縛りにあって、ドアからだれか入ってきて、耳の中に注射されたんだけど!
恐怖におののいてたら、『大丈夫、僕お坊さんだよ』って言われたんだけど!」
という電話がかかってきたりした。

そういう記憶もよぎるが、目の前の三宅君は、わと君をとても上手にあやしていて、
完全にパパの態である。
奥様のことも気遣うハズバンドだったりもする。
もうお坊さんは家に入って来ないのかもしれない。
彼らの周囲の空間は愛で満たされていた。
うちと同じで、経済的に余裕があるわけではないと思うが、そこには愛がある。
そう、思い返せば、昔から彼は、パンキッシュではあったが、同時にジェントルだった。
女性やお年寄りに対して。
赤ちゃんは専門外だったのかもしれないが、今はレパートリーに加わったのだろう。

わと君はイケメンである。
色白でつるつるでよく笑う。
ああ、確かに天使のようだった。
頭の形は、ぞりあげてしまった時に触れた、三宅氏の頭にそっくりだった。

わしももうすぐわが子を抱く。
よい父とはどんな存在か考える。
いろいろ矛盾もある、親子という関係は。
思いがどっちに転ぶかわからないし、状況を子どもがどう昇華するかもわからない。
でも愛を送ることだけはできるかな。
他に何ができるわけではない、なら、それをしよう。
わしは相変わらず、ナイーブで、
何が来ても大丈夫!という人間ではない。
全て父ちゃんに任せとけ!とは、なかなか言えない。
完全体でも何でもないんだ。
せめてかけれる言葉があるとすれば、
一緒にがんばろうということだな。
おい、ボリジロウ(仮名)!
わしはポンコツだが、本物の愛ならあげられる。
だから、わしもがんばるから、一緒にがんばって生き抜こうな。
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by syun__kan | 2013-10-24 01:46 | 日記 | Comments(0)
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