復習問題

「けんかはやめなさい」
「仲良くしなさい」
「相手の気持ちを考えなさい」
「順番を守りなさい」
「うそをついたらだめよ」

等々・・・

小さい頃はよく言われたものだ。
周りの大人に。

大人になってみて、びっくりしたのは、
大人が、ぜんっぜん!それらのルールを守らないこと!
笑っちゃうくらいに!
あーっはっはっはっは!!

上手になっただけである。
子どもが、だばだばとけんか等の状況を周囲に撒き散らしてしまうのに対し、
大人は上手にけんかし、うそをつき、順番を守らなかったことは上手にごまかす。
変わったのは、そういうことだけ。

はい、そこで復習です。
上記のような文章があったとします。

その後にどう続けますか?

「ああ、人間はなんて愚かで救いようがなくどうしようもないのだろう」

と続けることもできる。
しかしわしは、そうやって簡単に終わらせたくない。
美空ひばりのように、「人は可愛い、可愛いものですね」と歌えるようになりたい。

この間、生後8ヶ月のボリさんを、バーベキューに連れて行った。
奥さんの友人の旦那さんらが主催で、
その友人や子どもが40人ほど集まっていた。
一人で新聞にガムテープを巻くことをレジャーとしてきたわしにとっては、
CMやミュージックビデオの中の休日の過ごし方のように感じて、クラクラするほどに異文化交流だった。

ブルーシート上で、ボリさんは、生後10ヶ月のNちゃんに近づき、
Nちゃんが持っている車のおもちゃに手を伸ばした。
おもちゃを互いに握り、引っ張り合う二人。
そしてボリさんが打ち勝ち、おもちゃを奪った!
泣き出すNちゃん!
それに驚いて(自分が奪ったのに)泣き出すボリさん!

わしはこれだ!と思って感動した。
これが社会、対人関係の原点だ。

家でボリさんは(Nちゃんも)親に基本的に世話され、自分の希望がだいたい通る。
しかし世の中は!競争なのだ。一つのおもちゃを奪い合うのだ・・・
自分と相手の利益がぶつかありあったりするのだ。
それでも折り合いをつけ、仲良くやっていくのだ。
その矛盾が、深みになるのだ。
逆に面白いのだ。
アートにもなるのだ。
そういうことを、わしはボリさんに伝えていかなくてはならない。

なので、さっきの文に続ける言葉は・・・

「でも、すべては愛で包み込める」

と、解答欄に、わしは記入しておくよ、とりあえずな。
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by syun__kan | 2014-09-01 22:16 | 日記 | Comments(0)
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