実家の犬

「大味」というと良くないニュアンスが含まれ、
「ダイナミック」といえば、どちらかというと良いニュアンスを感じる。

では実家の犬をどう表現すればよいか。
砂ぼこりを巻き上げ飛びつく愛すべき鉄腕雑種、その名は「サリー」。

大味(おおあじ)は読み方を変えると「だいみ」と読める。
なんとなくダイナミックに響きが似ているから、
混ぜてしまおうか。
「大ナ味」と書いて「だいなみ」と読む。
悪くないね
ベストな案ではないけど、これでいいかな?
今日しか使わないしね。
じゃあ、可決ということで。
実家の犬は、大ナ味である。

どうしてそう思うかというと、ふだんアパートで飼っている犬の「ハル」は、
血統書付きの小型犬ミニチュアピンシャー。
しつかっている訳ではないけど、
暴れたとしても所詮4キログラム。
ちょこまかしている。
いきがっても、吠えて見せたりしても、
ミソッカス感が漂う。
そこが可愛い。
一緒に布団で寝たりなんかしてね。
人間が持てば浮き上がるし、クルッとすれば転がる。

しかしサリーは、そんなんじゃない。
もっと大ナ味に飼われている。
というか実家の周辺では、犬っていうのはもっと大ナ味に、適当に飼うものである。
中型犬で雑種で、
外の犬小屋で四季とともに過ごし、
だいたい朝の散歩と餌やりが人との関わり。
救急車に吠え、
朝はワオワオ言って散歩を催促し、終わったらジョッポジョッポ水を飲んで笑う。
久々に会うと、普段「ハル」と接しているためか、
やたらと大ナ味に感じる。
こないだ実家に行った時もそう、

躍動する筋肉、
鎖の音がジャラジャラジャラン!
犬小屋から這い出して突進、
舌ダランダラン!!
乾いた砂によって立ち上る煙幕、
「ひー!!」と前足を上げ、わしに足型のスタンプを押す、
「さーしー!!」おなかの毛が薄い部分に乳首が見える、
わしは「はいはいはいはい!」と言って首をわしわしわしわしと掻き回す、すると
ズドーン!と倒れて「ぶーりー!!」と腹を見せる、
そのまま「はいはいはいはい」と首を掻き回すわし、
サリーは「へっへっへっへ!」と言って尻尾をぐるんぐるんぐるんぐるん、
その手を放す、その瞬間ぐるっと起き上がってまたドーン!と飛びつく、
立ち上る煙幕、わしは「あいしゃいしゃいしゃ!」とサリーの頭と肩を掻き回す、
股でサリーの上半身を挟んで「さりさりさりさり!」と言いながら背中を撫でる、
頃合いを見計らってサリーの鎖の届かない範囲に飛び退く、
再びのドーンは鎖によって阻まれる、
わしは「じゃね!!おしまい!!」と言ってズボンのほこりと大量に付いた犬の抜け毛をはたく、
家に上がってキレイキレイで手を洗う。

こんな感じ。かわいいよね。
[PR]
by syun__kan | 2014-09-22 19:32 | 日記 | Comments(0)
<< 2006年のピンボール 戸坂明日香氏、ラジオ出演 >>