短編集・台所

『ピーラー』

ピーラーが好きだ。
包丁より簡単に皮を剥ける。
にんじん、ジャガイモはもちろん、
りんごや梨までも、わしはピーラーで剥く。
無理して包丁の技術を上げようなんて思わない。
ピーラーでいい。
ピーラーは包丁の技術不足を補うものだなんて、わしは思わない。
ピーラー、わしはピーラーが、
ピーラー君が好きなんだ。
包丁で剥くのは大根だけだ。

だがしかし、ピーラーはよく無くなる。
洗って、水切りかごに入れて、
その後収納する場所がいつもまちまちなためかもしれない。
使おう、と思ったときに無い場合が多い。
そんな時、わしはマイケル・ジャクソンのスリラーのメロディーで、

「ピーラー。ピーラー無ーい」

と歌う。








『アサリ』

今日はアサリを塩抜きしようとして、
ボウルに塩をドスッと入れて水を入れて、かき回した。
どのくらいの濃さになったかな?と思ってちょっとすくってなめてみたら、
甘い。
砂糖を入れたらしい。
危なかった…
味見してよかった。
もしアサリを入れてたら、

「…は?」

と思われながら、死なれるところだった。
[PR]
by syun__kan | 2014-11-18 22:02 | 日記 | Comments(0)
<< 恐怖 オン・ザ・フロア >>