若くて瑞々しい感性!
とか、そういうのは、もう売り切れですよ。
32歳ですから。
前は、
「あの芸術は絶対間違っている!こっちの芸術の方が絶対正しい!」
みたいに、思えたのかもしれないけど。
そして、正しいと思う芸術を、力いっぱい打ち込んだのかもしれないけど。
でも、社会全体から見れば、どっちもアート村の出来事で、
だいたい、同じ。
大きな予算が、アートに振り分けようか、それともスポーツに振り分けようか、理化学に振り分けようか…
みたいに天秤にかけられてるとしたら、
「ハーイ!こっちこっち!」と言って、
一緒に手を挙げる仲間なんだな。
白黒なんてない。
100人には100通りの考え方があるし、
その100通りだって、時と場合によって変化する。
「自分が絶対正しい!」とか、
そういう思いは、もう抱きません。
躍動する若々しい肉体!
とか、そういうのも、もう売り切れですよ。
これ以上記録伸びません。
例えどんなに練習しても、
原則としてこれ以上速く走れない。
維持するだけです。
できれば、なるべく長く、現状を。
職員リレーも全力で走るけど、翌日からは筋肉痛。
股関節がきしんでます。
普段から腰、痛いです。
整形外科行ったら、レントゲン撮った後に、
「もう、若いころのようには行きませんから」
と、はっきり言われました。
若くないらしいです。
薄々気づいてはいました。
じゃあこの店では、何を売っているんだ?
そう問われると、ちょっとばかり口ごもってしまうけど…
お酒を飲んだり、あるいは煙草を吸ったりしながら、
キラキラした若者に対して、
「おい、お前は、俺みたいにはなるなよ」
とか言ったりする、大人には、わしはならないですよ。
どちらかというと、
「わしよりおもしろい人間になってみろ!」
と、言える大人になります。
どうすれば、そうなれるかな?
それはこれから、いっっっっっしょうけんめい考えるよ!
それだけで、ある程度は楽しめるよ。