彫刻科出身なので、いつも形のことを気にしている。
人を見る時も、わりとマッスやフォルム、バランス、ムーブメントを見てる。
奥さんに恋したのも、言ってしまえば、とりあえずフォルムが良かったからだ。
内面だの何だのも良いけど、まずはフォルムだった。
当然、自分の体のことも、フォルムという視点で客観的に評価している。
世間で自分の体について詳細に評した文というものを、あまり見ない気がするけど、
ちょっと書いてみよう。
基本データ的には、184センチである。
日本人としては高身長だが、オランダでは平均だ。
日本の椅子、机、ドア、すべてわしにとってはやや小さい。
それは常に、うっすらとわしにストレスを与え続けている、と思う。
オランダに行けば、けっこう、開放的になれる気がする。
体重は64キログラムで、やせ形と言える。
この10年で1~2キロ、微増している。
肩は、いかり肩だ。そしてやや内側に向いている。
猫背というか、エヴァンゲリオンみたいな感じだ。
肩幅があるので、ほんとはガリガリなのに、そこまでひ弱に見えないのは、ちょっとお得だ。
胸筋はまったくない。
この胸板の薄さは、若干残念に思っている。
大体の隙間は通ることができる。
腹筋は割れている。
小児ぜんそくで幼いころにたくさん咳をしたからだ。
腕は長い。全身のバランスから考えても長いと思う。
「あれに届くかな」
と思った所には、大抵手が届く。
手は大きい、と言われるが、
全身のバランスを鑑みるとそんなに大きくない。
昔所有していたマイケルジャクソンのポスターが、ほぼ等身大だったのだけど、
頭はわしより遥かに小さく、手はわしと同じ大きさだった。
バランス的には、マイケルの方が圧倒的に手が大きいのである。
脚は、やはり全身のバランスからか見るとそんなに長くない。
175センチくらいの知り合いの高校生と、ひざの高さを比べたら同じであった。
今の子は脚が長い。
そのかわり、というか当然だが、わしは座高はたっぷりとある。
座高だけは自信がある。
ウエストは、76センチのズボンを買うとちょうどいい。
おしりは小さい。
他の男性のおしりを見ると、ずいぶん大げさだなと思う。
こんなもんでいいだろう。何に使うわけでもないし。
ちなみに右脚の方が1~2センチくらい長い。
だから「気をつけ」をすると、腰骨がななめってる。
そしてややО脚。
このあたりのがびしっと揃って、マイケル・ジャクソンのようにまっすぐだったら、気持ちいいだろうなと思う。
外見を離れ、スペック的な部分に着目すると、
腰痛持ちである。
ぎっくり腰を2度やっている。
体の硬さが原因である。
前屈しても、地面は遥か遠い。
開脚は90度開かない。
先日、朝起きたら、左腕が上まで上がりづらくなっていて驚いた。
四十肩の症状にぴたりと一致していたからだ。
四十肩について調べると、「これから痛くなる」「両肩上がらなくなる」「可動域が狭くなる」など、
悪いことがたくさん書いてあって、まずいなと思った。
まだ32歳なのに。
しかし2日くらい経つと、左肩の動きは元に戻った。
いやー、びびったわ。
そんな感じです。
このバディで、ガッシャンガっシャンと歩いていきます。