広島滞在制作・6日目・自炊

以前、溜池山王のラジオ局で宿直のバイトをしていた。
二日連続でシフトに入ったりすると、
一晩泊まって9時に解放され、
その日の17時からシフトに入らなくてはならなかったりする。
自宅から一時間半くらいかけて通っていたので、自宅に戻るのもおっくう、
しかも交通費は自腹、ではあったが、
わしは戻った。
数時間しか自宅いれないのに。
何のためか?
自炊するのだ。
バイト先ではコンビニか、近くのすき屋で食べるしかなく、
これ、二晩も続いてくると、けっこうストレスなのだ。
基本美味しいのだけど、
何か違うのだ。
食べ物としての生命力がないのだ。
栄養的になのか?精神的になのか?
何となく参ってくる。
だから敢えて、自宅に戻り、ご飯を炊き、
チャーハンなり何なりを作って食べることで、息を吹き返した、
というか摂食者としての正気を取り戻した。

話が逸れた。
というか、初めから違う話をしていた。

今日は滞在制作6日目、
滞在は7日目であり、
2週間の滞在のちょうど折り返し地点である。

朝食は昨日イオンで買った、半額のおにぎり4個。
半額のおにぎりでも、4つ食べれば一応腹持ちする。

「大人魚姫の城」の制作は12日間で行うので、
初めの10日間で魚型を覆い、その後の2日間で内部構造を作ろうと思っている。
ということは、魚型は昨日までで左半分を終え、今日から右半分を作らなくてはならない。

うまく行ってる?

うん…ちょうどぎりぎり。
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前回の写真より、少しだけ右側に手が及んでいるのがわかるだろうか。
わしの手法は、ある日急にグッと進んだ!ということは起こらない。
にじり、にじりと進んでいく。しかない。
やった分だけ、進むのだ。それ以上はない。
新聞ガムテアートから学んだ人生訓でもある。

そして何と、学芸員さんが厚意で、
炊飯器を美術館に持ち込んでくださった。
わしは閉館後、2キロの無洗米あきたこまちをイオンで買ってきて(イオン利用しすぎ)、
1、7合くらいを喜々として炊き、
いなばタイカレーの缶詰をかけて夕飯に食べたのであった。
また別の職員さんがご厚意で、ふりかけや保存の効くおかずを提供してくださったのである。
タイカレーで消費しきらなかったご飯は、アーモンドとカシューナッツを甘く絡めたおかずによってわしに吸収されたのであった。

明日は卵を買って行ってかけようかと思う。キムチもいいな。
後半戦に向けた心強い味方が現れた。

美術館っていうのは、玄関ではなく、搬入口から入るもんだぜ。
と、言えるようになりたいとは、以前から思っていたが、
まさか自炊まですることになるとは、思ってなかった。
何となく、よくわからないけど、感無量のような気持ちがする。
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by syun__kan | 2016-08-04 21:37 | 日記 | Comments(0)
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