広島滞在制作・7日目・メガネ

カプセルホテルで目覚める朝も、もう何度目なのだろう。
逆に菓子パンが恋しくなって、朝食は菓子パンを買い、
電気自転車で美術館近くの公園まで行って食べる。

8時くらいから制作を開始。
終了時の様子はこう。
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だいぶ、カオスになってきた。

わしの造形は、ひとことで言ってしまえば、
「立体カオス」である。

「カオス」っていうのは、混沌です。
いろんなものが混ざってわーっとなっている感じです。
絵画でも、カオス的な絵はよくあります。
映像でも、よく見かけます。
でも立体では、あまり見かけません。
カオスな立体作品は、あまりないのです。

どうしてか?

大変だからだと思います。

「細かいものをたくさん表す」ということに関しては、
絵よりも立体は、一般的に、しんどいのです。

絵や映像では、コンピュータを使えたりします。
そこではコピーペーストを使えたりするので、
絵も映像も、カオスな物を作りやすいです。

立体の世界でも、「型取り」という「コピーペースト」の手法はあるにはありますが、
それをせずに、すべて「手びねり」でやろうとすると、
カオスな状態まで持っていくのは非常に手間がかかります。
現代社会では、効率化が優先されていますからね。

それをあえてやるのが、関口光太郎というわけです。
というか、そこが空き家だったのかもしれません。

でも、仲間はいます。
西洋の大聖堂の彫刻や、例えば日光東照宮の陽明門なんかも、
見事な「立体カオス」でしょ?
宗教が絡むと、「神様のために」という思いが働くのか、
それとも「皆を圧倒しなきゃ、信者増やさなきゃ」と思うのか、人は手間を惜しまなくなります。

宗教が絡んでないのに、立体カオスを作り上げたのが、
今回オマージュを捧げていると言っていい、「シュバルの理想宮」などです。

わしの制作も、宗教は全然絡んでません。
わしは教育を絡めようとしています。
結果的にそうなっています。
7月16日、17日に、作品の部分を子どもたちと一緒に作り、
滞在制作期間も、自由制作コーナーを設置し、
お客さんが作ったものを城に加えて行っています。
身近な物さアートになる楽しさを伝えているのです。
そういった教育者としての行いと、
造形作家としての凄みを同時に見せようという企画なので、
総力戦ですが、実に楽しく充実感に溢れています。

夕飯は、またご飯を炊きました。
職員さんたちが、煮卵やトマトやもずくスープを恵んでくださり、
「ウマイッス」
と言いながら食べました。
こういう自分の様子、何かで見たことあるなと思ったら、
電波少年で世界を旅する若い芸人さんでした。

ところで、昨日のわしの写真で、
わしのメガネが、他の服と同じく、「ガムテ化」されていることに気付いただろうか。
一昨日の夜、メガネの弦が折れてしまったのである。
もともと、日ごろのくんずほぐれつの仕事でダメージを負っていたのだが、
ここで寿命が来た。
なので、弦に針金を当て、ガムテープで巻き付けて補強し、
ついでに全部巻き付けて衣装の一部としたのだが、
美術館の中ではいいとして、
外部ではこれでは何か過ごしにくい。
新しいメガネを買おうと思う。
と職員さんに言ったら、
「そんな日和ったこと言ってていんですか?」
と言われた。
ガムテメガネで過ごすべきということか。
まあ、無理ではないが…。
学生の頃は、マイケル・ジャクソンのコスプレのままで八王子や橋本の街を歩いたりしたし、
サティで買い物したりしたが、
旅先だしな…
ということで、今日は制作終了後にジンズでメガネを買ったのさ。
ジンズはわしの地元、前橋の企業なんだぜ!
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by syun__kan | 2016-08-05 23:26 | 日記 | Comments(0)
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