広島滞在制作・8日目・たこつくりよる

7時にカプセルの中で起きたが、
疲れが残っているので、少しぐだぐだした。
平和記念式典は8時くらいから始まり、
8時15分の黙とうに間に合えばよいから、
8時前にホテルを出られれば大丈夫だ。

ギリギリになってしまったが、ホテルを出て、
胡町方面の、レンタル電気自動車のポートに行く。
自転車にまたがり、平和記念公園に向かう、
大通りには日ごろと変わらぬ、仕事に向かう人、
商店街にはパチンコ屋の前に並ぶ人。

公園が近づくと、何らかのデモをする人たちを、お巡りさんが囲んでぞろぞろと歩いてゆく。
「核で平和は作れない」等のスローガンを掲げている。
原爆ドーム付近につき、川沿いを自転車で飛ばせば間に合うと思ったのだが、
規制があったようで、お巡りさんに「川沿いは自転車乗っちゃだめ」と言われ、
歩行に切り替わる。
そしたら、8時15分になってしまう。
川の向こうの、平和記念公園の音は聞こえている、
鐘と当時に、川端で立ち止まって慌ただしく黙とうした。

その後、平和記念公園に着く。
老若男女、たくさんの人がいる。
個人で来ている人もたくさんいるが、
団体さんも非常に多い。
「○○会」「○○団」「○○隊」などなど、
世の中にはこんなに多くの団体があるのかという感じ。

式典をやっているまさにその会場は人垣の向こう、
人々の頭越しに、演台上の人が見えたような気がしたりしなかったりする。
広島市長の話、子どもたちの話、総理大臣の話、県知事の話と続いた気がする。
音声は、スピーカで園内に流れ、
映像も所々にモニターがあって、そこで力道山を観るようにみんなで観ることができる。
凍り付いたおしぼりを配っている人たちがいて、
わしもおしぼりを受け取り、
うろうろと歩く。
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知事は、原爆投下後の、広島の人々の様子を述べ、

「これが原爆の現実です。
核武装を必要と唱える人が現実主義者と言われ、核の放棄を唱える人が理想主義者と言われることがありますが、
本当は逆ではないでしょうか。
原爆の現実に思いを馳せるからこそ、核の放棄を唱えるのではないでしょうか」

という内容を話していた。
この話は、良かった。
知事が本当に、自分でそう考えたという感じがした。

人から聞いたことをそのまま話すのは、意見とは言えない。
色々な方向からの話を聞き、
見て、体験して、
肚でくらって内臓まで染み込ませて、
そうして出てきた思いが本当の、その人の意見だと思う。

わしは8月6日に広島に居れて、良い経験ができたことに感謝するだけだ。

そこから美術館に向かい、制作を進めた。
8月6日にちなんで、衣装には折り鶴を付けた。
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終了時の様子はこう。
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まずは全身を覆うという目標については、
あとは尻尾のみだ。
明日、できれば全身を覆いたい。
明日が正念場になろう。

自由制作コーナーでは、今日もたくさんの子どもたちが、
海の動物など、好きな物を作ってくれた。
広島では、こどもでも「~じゃけえ」としゃべる。
「はよ作りんしゃい」など、
子どもが使う広島弁はかわいい。
4歳くらいの女の子が、お父さんに「何作ってるの?」と聞かれ、

「たこつくりよる」

と答えていたのが、無性にかわいかった。
広島の家族に、楽しい思い出を提供できたのなら、この上ない喜びである。
何かスローガンを掲げよと言われたら、
今日のわしなら、

「子どもがたこつくりよる世界を」

とするだろう。
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by syun__kan | 2016-08-06 22:29 | 日記 | Comments(2)
Commented by ナオ at 2016-08-06 23:04 x
5日にタイチという坊主頭の男の子と行った母です。家では思いっきり、破ったり丸めたりと経験させないので、すごく楽しかったようで、今度いつ行く?と言われてます。
ところで昨日の写真をFacebookに投稿したいのですが構いませんか?
また、時間があれば子どもと行きたいと思ってます。
Commented by syun__kan at 2016-08-07 07:22
ご来場ありがとうございました。
楽しんでいただけたようで幸いです。
またお待ちしています。
写真はご自由にお使いください。

関口光太郎
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