ゴールデンウィークに妻と娘は京都に一泊旅行に行き、わしは留守番らしい。
…
寂しいおじさんの出現だと思ったかい?
そんなことはないのさ!
おうちで一泊一人、大好きです!!
何を食べても、何をしても、やりたい放題だぜい!
(キュッとした感じの予算の限りはあるけどね!)
その一泊は、娘の面倒は全て妻が見てくれるということだしね。
普段何気なく嵌っている自分の型、手枷足枷、
ミスターチルドレン風に言えば、
知らぬ間に築いてた、自分らしさの檻の中で、もがいてるなら、
そういったものを全て取り払った時に、
真っ先に浮かぶのは、肉。
人類は結局のところ、原点としては、マンモスを追いかけてきたのだ。
丸裸になれば、その根源に還っていくのが自然なのだ。
誰にも遠慮せず、肉を食べまくってやるぜ!
(キュッとした感じの予算の限りはあるけどね!)
フライパンいっぱいに、ハンバーグを作ってやる。
直径30センチくらいのね。
牛豚合挽でよろしい。700グラムくらい要るかな。
玉ねぎは刻んで3分レンチンした上で入れます。
卵は一個、パン粉は適当、
塩、粗挽き胡椒は過去の経験から導き出される厳正なる目分量、
というか手の振りの感覚による手分量。
よくこねて、いったんまな板の上で広げて成形しようと思う。
これじゃ平ら過ぎかなっていうくらい、平らにしちゃっていいと思う、
焼くと膨らむから。
フライパンに油を敷く、やや多めで良い。
横須賀のハニービーというハンバーガー屋で焼いていたビーフパテは、
揚げるといってもいいくらいの油でこんがりフライドされていて、印象的だった。
あの感じを狙えたら理想的だ、
よく熱してから、こねた種を入れる。
強火でしばらく、1分半くらい焼いたら、普通はここで裏返すけども、
ここで一発変なことをしたい。
カットしたステーキ肉を、
まだ柔らかい、ハンバーグの種のおもて面に、たくさんめり込ますのだ!
チョコチップクッキーの様にな!
一面に、肉がめり込んだら、ハンバーグの種ごと、裏返す。
1分半強火で焼いたら、弱火にして、蓋して10分間放置。
このようにして、謎の究極肉料理を作って、食べてやるのだ!!
こんな料理、見たことないだろう?!
と、奥さんにアピールしたら、
「ああ、そういうの見たことあるよ。
犬のエサで。
ペーストっぽい中に、肉片が混ざって入ってるの」
と、言われた。
やる気クラッシャー…