基本的に楽観主義だと思う。
出かけに、小雨でも、
「止むだろ」
と思って対策なしで出かけちゃう方だ。
今日も、カッパを着ずに自転車に乗った。
奥さんはどちらかというと、悲観主義である、という程でもないが、
何か雨では困る予定があると、
一週間も前から天気を調べ、
「どうしよう雨だよ」
等、いろいろ一喜一憂するタイプだ。
わしは
「そうなんだ大変だね」
と答えるが、
心の中で
「どうせ予報変わるじゃろ、何とかなるじゃろ」
と思ってしまう。
なんくるないさとケセラセラとハクナマタタは大体同じ意味だ。
Let It Beもその仲間だ。
自転車の道中、雨対策をしている人がほとんどだが、
時折、対策なしで颯爽と通勤している人がいると、
勝手にシンパシーを持つ。
「そうっすよね、大丈夫っすよね」と。
内心は、雨対策勢の多さに一抹の不安を抱いているだけなのかもしれないが。
最近は携帯端末等でかなり正確な気象情報が得られるようになっているらしい。
みんなそれを見てきたのだろうか。
わしはと言えば、相変わらず最先端について行こうという意識がどうにも欠落している。
わしの通勤は、さながら楽観主義と悲観主義の人生観闘争となる。
雨は今のところ、ごく小ぶりだが。
雨対策して、降らないのはかっこわるいはずだ。
このまま職場までのあと20分、逃げ切りたい。
しかし次第に、ザザザと本降り。
まるで責めてるみたいだ、見通しの甘い僕を。
しばらく耐えたが、びしょ濡れでは仕事できないので観念して100円ローソンに入る。
さっきの颯爽としていた人の安否に一瞬思いを馳せる。
おれの負けか?
いや、108円だ。
500円とかじゃない。
家にあるカッパを着てくれば無料で済んだわけだが、
しかし108円の出費でフォローができたのだから、
ここは一つ、
引き分けということで、
収めてもらいたい。奥さんや。