生徒が夏休みなので、テレビを見る機会も増え、
「ポニョ」とか、時事的なことにも圧倒的にくわしくなってきた。
オリンピックすごいんだねー。
わしはスポーツまるでだめおなので、
(高校の時、体育の時間の最後にサッカーのリフティングをやらされて、
10回できたら教室に戻っていい、と先生に言われたのだけど、
わしはもちろん見事に、できなかったよ。
一緒に残った5人の友達と、スポーツだめレンジャーと名乗ったものさ)
だからスポーツの祭典であるオリンピックはあんまり興味がなかったのだけど(失礼)
オリンピックは芸術の祭典でもあったんだね。
でっかい地球に、横向きに人が走ってたり、ランナーが突然飛んだり、
足跡の形の花火があがったり、
どぎもを抜かれっぱなしだったよ。
地面から地球が出てきたり、民族衣装の子ども達、空を飛ぶ宇宙飛行士、
なんとなく、90年代のマイケル・ジャクソンのステージ演出っぽくもあった。
(ファンしかわからないと思うけど・・・)
http://jp.youtube.com/watch?v=jCma5VvMCXg&feature=related
あそこでなんとなくマイケルの登場を思い浮かべてしまったのは私だけではないはず。
「パオ!」
紙の発明、毛筆から印刷へ、歴史を辿っていたのがおもしろかったなあ。
最後は聖火台まで巻物のイメージで。
そう、紙が発明されて、さらに活版印刷が発明されたことで、
情報が伝わりやすくなったり、残しやすくなったりして、
ものすごくいろんな発展につながったんだよね。
ダンサーが踊りながら地面に絵を描いたり、
入場してきた選手が足の裏に色つけて紙の上を歩いて絵を描いたり、
造形遊びみたいだった。
ちょうど2学期、足の裏で絵を描く造形遊びをやろうと思っていたのだよ。
わしが勤めている学校では総合学習の授業で紙を作ったりもするし、
なんだか授業に還元できるネタがちりばめられていた気がする。
入場してくる選手の衣装を見たり、全然知らない国の名前をたくさん聞いたり、
やっぱり人々、特に子どもたちにとっては視野を広げるすごくいい機会なんだね。
開会式は、芸術の力がめいっぱい発揮されてた。
芸術は、平和への道筋を理論的に考え出すことはできない。
理論的に「どうすればいいか」なんていうことは示さない。
作り出すのは、「雰囲気」だけだ。
ジョン・レノンの「イマジン」をとってみてもそうだ。
でも雰囲気をつくることは、むだではない。人は雰囲気で動くから。
東京でオリンピック、もしやるなら、
開会式の演出は誰がやるんだろう?
オリンピックは、スポーツ得意な人だけ目指すことができるイベントじゃなかったね。