秋やねえ

空気が乾いていた。
秋だ。
よく晴れていた。
複葉機で飛びたい。
空気が乾くだけで、人の気分はこんなにも変わってしまうものか。
春夏の空気よりも、秋冬の、乾いた空気を吸い込むときのほうが、
昔の記憶と結びつくなあ。
今日の出勤中に、乾いた空気を吸い込んだだけで、
わしは同時に5件ほど、昔のことを思い出したよ。

冬に箱根駅伝とかをやってると、
体育大出身の友人なんかは、
自分の大学が何位になるか、とか、
選手も後輩だったりして、
「こいつはすごい走る」とか、そういう盛り上がり方をしている。
わしはそういう思いをしたことないなあ。
わしの出身大学の多摩美は、駅伝とか、出ないのかい?
出ないだろうなあ。
美大生は、フィジカルがそんなに強くないし、チームワークもないし、
スモーカーも多いし、
それに走りながら、もし飛行機雲が空を横切ったら、
それを見るために立ち止まってしまう可能性がある。

でもそれでいいのだ、美大生。
美術の道は、一番最初に、ゴールテープを切った人だけが、一番ではなく、
一番の価値観が、とても人それぞれで、価値観自体を自分で考えださなければならない。
考え方しだいで、誰でも一番になれるんだ。
だから素敵で、同時に、落とし穴だ。
コースを外れた落とし穴の中の選手は、中継車も追えないよ。
白バイの運転手の紹介のほうが、変で、アートっぽい。
さあ、走りながら何しよう。
秋やねえ。
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by syun__kan | 2008-09-09 23:41 | 日記 | Comments(0)
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