マリッヂ

わしは来年結婚することにしたので、結婚に興味がある。
この間買ったゼクシィ、まだあんまり読んでないけど、
「結婚」というイベントが、いかによくわからないものか、よくわかった。
何しろ今まで、結婚について真剣に考えたことなかったので、
目からウロコなことばかりだ。
身近な友人は軒並みまだ結婚する気配がないし、
何しろ、人の結婚式に出たことが、わしは一度もない。
そんなわしのつかんだ、結婚のよくわからなさを、今日は伝えよう。

まず、婚約指輪というものを、男性は女性に送る。
これは、特出して高価である。
ゼクシィによれば、
「以前は給料の3か月分と言われていたが、最近では35万円くらいが平均」なのだそうだ。

35万!!

なぜにそんなに高価なんだろう?
マルイの一万8千円のやつでは、全然ダメらしい。
35万円あれば、いろんなことできるよなあ・・・。
でもちゃんと買ったほうがいいのだろう。

先に述べておくけども、わしは今回結婚するにあたって、
「あえて」的な考え方で、パターン崩しの行動はとらないつもりだ。
わしは元美大生で、アートの魂を宿してはいるため、
「あえて」「しかしここで」的なことを常に考えてしまうが、
今回はやめる。
世の中がそうなっているのならば、その習慣がどんなに意味不明でも、従ってみる。
そうすることで、見えてくるものがあるはず。
この世界のヒミツを読み解く、一つの手がかりになるはず。
宇宙のヒミツは緻密なハチミツ。

ところで、結婚とは、とてもナルシスティックな面を持つ。
前述の指輪カタログにも、

『真新しいキャンバスに、
ふたりの大切な思いを“魔法のペン”で少しずつ描いていく。
「ふたりはどんなデザインが好きだろう・・・」
妖精たちの声がかすかに聞こえてくる。
「そうだ、ふたりには大きな未来へ羽ばたけるよう、
幸せの翼をつけてあげようよ」
想いが今ひとつのカタチになり、
ふたりは大きな翼を手に入れた。』

と書いてあった。妖精!?
普段の生活で、自分の周りに妖精がいるなんて思わないし、「妖精」という言葉を口にすることさえない。
それはわしだけでなく、みんなにとっても同じだろう。
でも、結婚するにあたっては、「妖精」とか言ってしまうことも許される。
自身の結婚について考える時のみ、人はナルシスティックなモードに切り替わるみたいだ。

そういう意味で、結婚式というものに馴染むのも、まだ時間がかかるかもしれない。
結婚式は、晴れ舞台なのだそうだ。
晴れ舞台というと・・・わしの中には、
「自分の能力を駆使して、掴み取るもの」という意識がある。
わしにとっての今までの晴れ舞台というと・・・
大学卒業のときに、彫刻科を代表して卒業証書を(マイケルコスプレで)受け取った時とか?
21世紀人展での展示や、規模の違いはあるが、グループ展など。
今では、美術の授業がうまくいったときなんかも、自分にとっては「晴れ舞台」と認識できる。
とにかく、晴れ舞台と言うのは、自分の能力を発揮したとき、あるいは誰かを楽しませたときにゲットできるもの、という意識だった。
選ばれし者のみが上がれる、誇らしい舞台。

しかし、結婚と言うのは、とくに努力したわけでもないし、誰かをエンターテインするためのものでもない。
でも、晴れ舞台なのだ。そういうことになっている。
そこが馴染めない・・・というか、消化しきれない恥ずかしさがある。
なにしろ、わしは渾身の力を振り絞って作った晴れ舞台でさえ、
一言誰かにほめられたら、恥ずかしくてうつむいてしまう。
結婚式なんてもししたら、どんな顔してればいいんだろう?

『人生のうちに起こる、あらゆる「まじめなこと」のうちで、
結婚は、もっともふざけたことだ』
という言葉がある。
でも、未知の領域なので、とても面白そうだ。
結婚を通して、見えてくる領域があるのだろう。
見えなくなる部分も、たぶんあるはずだけど。
美大を出たばかりのころは、まだ赤ちゃんだった。
教員になって、自分はただのボーイから、一つ成長したと思う。
せっかくだから、また一つ人間的成長を狙ってみる。
[PR]
by syun__kan | 2008-12-21 14:07 | 日記 | Comments(0)
<< メリークリスマス ワイエス、ゼクシィ >>