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携帯が壊れたポジティヴィスト
「一つの扉が閉じたとき、必ずもう一つの扉が開く。
でも人は、閉じた扉ばかり見つめて気にしていて、
もう一つの開いた扉に気がつかない」

と言ったのは、ヘレンケラーだっけ?わしはこの言葉が好きだ。
あと、ブッダの

「暑さと寒さと、飢えと渇きと、その他全てのものに打ち勝って、
ただサイのツノのように前へ進め」

という言葉も好きだ。
要するに、ポジティヴィストなのだ。
何事も、プラスに捉えようとする。

そんなわしが、先週火曜の夜に、自転車に乗りながら、携帯電話を落とした。
自転車の後輪が、携帯を踏んづけてしまい、ひびが入ってしまった。
そして、画面が、虹色のサイケな感じになってしまった。
どうした?直れーと、携帯をコンコン叩いているうちに、画面は真っ黒に。
ああ、携帯の画面が死んでしまった。
で…、よく考えると、これは大変なことだ、と気づいてきた。

まず、メールが読めない。
電話はできるだろうか?知っている番号を押してみたら、つながった。電話を受けることもできるっぽい。
でも、アドレス帳が見れないから、記憶している番号以外のところには、電話できないということだ。

あらら。これは要するに、昔の黒電話といっしょだ。
ダイヤル回して、電話をかけることはできる。
電話がかかってきたとき、その場に居れば、電話に出ることもできる。
しかしそれ以外は、何にもできない。
文鎮と、ペーパーウェイトと、カップラーメンのふたの重しにはできるかもしれないが、
そんなことは求めていない。

困ったことになった。マイナス100ポイント。
ああ、落ち込む。でも、ポジティヴィストとしては、なんとかして、この「携帯が壊れた」という事実を、プラスに捉えたい。
携帯が壊れたことで、何かプラスに作用したことがあったはずだ。
それらを換算して、このマイナス100のビハインドを回復しなければならない。

翌日水曜日、早めに仕事を切り上げて駒込のドコモショップへ。
対応してくれたのは、マチスのようなタッチでファンデーションをつけている女性。仮にマチ子さん。
わしは故障した携帯を五千円で新品に交換する保障に入っていたらしく、その手続きに入る。
新品の携帯が届いたら、古いのと一緒にドコモショップに持ってきて、データを移す操作をすることに。
しかしマチ子さんは、わしの携帯の機種が「ノキア」であることがわかると、慌てだす。
どうやら、ノキアは、データが移りにくい機種で、
アドレス帳なんかも、もしかしたら、新品の携帯に移らないかもしれないとのこと。
とりあえず、契約者がわしの父の名前なので、父からドコモの修理・交換センターに電話して確認を取ってもらう必要があるとのこと。

ああ、アドレス帳が移らなかったらどうしよう。さらに落ち込む。
でも、マチ子さんとは、この機会が無かったら、一生会話することはなかっただろう。
携帯の修理・交換の手続きは、「困った」「どうにかしたい」という感情を共有することになるので、
普通のレジよりもコミュニケーションとして面白みがある。
マチ子さんとの邂逅は、やはりプラスとして捉えてよいだろう。プラス21ポイント。
そしてこの機会に、実家にも電話できた。それもまあ、良いことかもしれない。プラス18ポイント。

翌日木曜日に、父からわしに電話があり、修理・交換センターには電話をして確認を取ったものの、
わしが再度修理・交換センターに電話して、修理・交換センターに自分の住所を伝えなければならない、とのこと。

そして、修理・交換センターには営業時間というものがあり、その日はもう電話できなかった。
さらに、翌日金曜も、家に帰るのが遅くなり、電話できず!ああ、ややこしい!

結局土曜に電話し、新品の携帯は日曜にゆうパックで届くことに。

しかーし、日曜は外出して帰宅が遅くなり、ゆうパックを受け取れず!

ああ、わしはとにかく手続きというものが苦手なのだ。ダメージが溜まってきた。
それに、メールを読めない日も、積み重なってきた。
普段、あんまりメールは使わないのだけど、万一、大事なことが送られてきていたらどうしよう、という不安感も募ってきた。

不在票によれば、新品の携帯が保管してあるのは、王子郵便局。
もう、再配達とか嫌だ。取りに行ってしまおう。
電話してみると、「23時以降なら受け取れる」とのこと。
明日仕事で5時半起きなんですけど…。

でもこれ以上手続きが長引くのは嫌なので、わしは地下鉄に乗って、夜22時半に王子郵便局に向かったのだった。
しかし王子郵便局、駅から若干離れてる!ついでにメインストリートからも離れてる!
道に迷った!たどり着いた場所は、暗くてよくわからんかったけど、
児童相談所や大学の寮なんかが隣接する界隈で、微妙に怖かったなりぞ。
新品のノキアは手に入れたが、わしは疲れきって、家に着いたらすぐにふて寝した。

まあ、わしはひとけのない夜の道を散歩するのは割と好きなので、この経験はプラスと捉えよう。
夜の王子の街なんて、こんな機会じゃなきゃ絶対訪れないもんな!プラス36ポイント!!

翌日、今週月曜日の帰りに、データを移すために、仕事場から最寄り駅のドコモショップへ。
対応してくれたのは、短いパーマのお姉さん。
しかし混んでて待ち時間30分…。やれやれ…。この待ち時間を、どうにかして有効利用できないだろうか?
そうだ、話題の、村上春樹の新刊を買いに行こう。読みたい。
そしてわしは、近くの小さな書店へ。
売り切れの店も出てる、というニュースも見ていたので、はたしてあるだろうか?
あった、村上春樹。購入した。なかなか買いに行くチャンスがなかったので良かった。プラス17ポイント。

ドコモショップに戻り、携帯のデータを移す。
やはりノキアはデータが移りにくいようで、時間がかかる。
短いパーマのお姉さんも、真剣な表情。
結果的に、アドレス帳は新品に移すことに成功した。良かったーー。
「ありがとうございました」とお礼を言って、店を出て、村上春樹を読みながら帰った。
じゃあ、この際、短いパーマのお姉さんと一期一会できたことも、プラスポイントにしてしまおう。プラス15ポイント。

そしてわしは、再び、現代人らしい、携帯電話のある生活を手に入れたのだった。
そして、話題の村上春樹の新刊も読んでる。
まさにイマドキの日本人だ。21世紀人だ。ハハハ。

今日、池袋の大型書店を歩いていると、村上春樹の新刊が売っているのを発見。
やっぱり売れてるんだなー。
しかしよく見ると、カバーデザインが二種類あるぞ?

なになに、上巻?下巻?

村上春樹の新刊は、上下巻に分かれていたのか!知らなかった。
そしてわしが自信満々に読み進めていたのは…下巻だったなりぞ…。
今週月曜に購入した小さな書店は、上巻は売り切れていて、下巻しか置いてなかったのか…。
それをわしは、てっきり一冊で読みきりだと勘違いして、購入し、読み進めてたのだ。
これは痛い!
なにしろ、もう118ページまで来てしまってる。青豆はもう、ゴムの木に、最後の水やりをしたのだ。マイナス49ポイント!

結果発表ー!
携帯が壊れてから、今夜までの、プラスマイナスを換算すると…

マイナス40ポイント…。

だめだ、携帯を壊してしまった事実は、どうしても、わしの人生にマイナスに作用している・・・。

じゃあ、こう考えよう。
携帯が壊れたことをネタにして、わしはこの日記を書くことができた。
この日記を読んだ人が、笑ってくれたら、それも良いことだから、プラスポイントにしよう。一人1ポイント加算。

めざせ41アクセス!!
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by syun__kan | 2009-06-05 23:36 | 日記 | Comments(6)
金箔の肉片の記憶の断片
今になって思い返してみると、
あれはとっても…

・おもしろかった。
・不思議だった。
・悲しかった。
・楽しい時期だった。
・チャンスだった。
・怖い体験だった。
・貴重だった。

……など。
昔の出来事について、久々に思い返して、新たな感慨を抱く。
そういうことってある。

最近、夕飯を食べながら、大学時代のことを思い出した。
わしは、多摩美術大学の彫刻科、諸材料専攻だった。
彫刻科は、木とか、鉄とか、石とか、素材ごとに専攻が分かれているのだけど、
「諸材料専攻」は、ようするに材料的に「なんでもあり」なことをしたい人が集まるところで、
一番自由度の高いところだったと思う。
諸材料専攻では、年に4作品くらい作るのだけど、
制作に入る前に、メンバーと教授の石井先生、客員教授の池ヶ谷先生で小さい視聴覚室に集まって、イスを輪に並べて座って、
メンバーがそれぞれ、自分が作ろうとしている作品を、教授にプレゼンするのだ。
それを聞いて、教授が意見したり、みんなで考えたりする。

あるときは、Tちゃんが、
「肉に金箔を貼りたい」
と言った。
金箔を貼って、生の大きな肉片を覆い、作品にしたいとのこと。
教授が、「金箔…!T、肉に金箔だと?金箔…うーむむ…」と、うなる。
肉に金箔。その意味について、みんなで考え込む。

この世の中に、金箔で覆われた肉片を存在させることの意味を考える。
金箔で覆われた肉片が存在している世の中を想像する。
金箔で覆われた肉片が存在する世の中と、存在しない世の中を比較する。

みんな、「ふーむ…」と黙り込む。
頭の中を、一時的に、肉と金箔で満たす。
肉とはなにか考える。
体の一部だし、食品でもある、などと考える。
過去に誰か、肉に金箔を貼った人はいなかったけか、と自分の記憶をチェックする。
(先に誰か、やったことがあることは、価値ががくんと落ちてしまう)
視聴覚室には、沈黙が満ちる。
肉と金箔がもたらした沈黙…

教授が、「関口、どう思う?」と、わしに意見を求める。
わしは、
「ええと…食べられますね。金持ちの料理みたいに。
高いお酒に、金箔が入ってたりするから、金箔を貼った肉も食べられるはず」
と言う。
教授が、「なに、食べられるだと?」と言って、目を少し大きく開く。
そして、またみんなで考え込む―――

平日の夕食時に思い返したので、
その記憶は、なんだかとっても、精神的に離れたところの記憶に感じられた。
何しろ、明日も仕事だし、何時までにお風呂に入って、何時までに寝て、
明日は5時半に起きて、朝のうちにあの仕事を片付けなければ…。
そのためには今、あと10分で、この回鍋肉の肉片を食べきらなくては、なんて考えている時だったから。
たかだか、4年前の、自分自身の記憶なのだけど。

今になって思い返してみると、
あれはとっても…素敵で不敵で危うい時期だった。
離れてはいるけど、いつでも行き来は可能、ではある。
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by syun__kan | 2009-05-30 11:13 | 日記 | Comments(0)
うさんくささとは何か
この間、ギターを購入した。
学校で使っているギターのネックが、折れてしまったから、
池袋の楽器屋さんで、一番安い9800円の青いアコースティックを購入。
帰りの山手線に乗り込もうとしたら、すれ違った降りる人の中に、ちょんまげの髪型の人がいた。
今のは何だったのだろう?と思いながら席に座ると、
となりに座っていた外人に話しかけられた。
「ハウ アー ユー?」
わしは反射的に、
「アイムファイン」と答える。
外人は、白髪交じりの、真ん中分けで、ブラックスーツの男性。
そこから、しばらくの間、片言の英語での会話が始まった。

外人は、ギターを指して「それは、マシンガン?」とジョーク。
わしは「そうだよ」と。
「それで、電車の中の人を片っ端から撃つの?」
「そのつもりです」
「じゃあ、はじめは私からどうぞ」
「ええと…」
「ところで、名前はなんですか?」
「光太郎です。あなたは、デヴィッド・ボウイですか?」
「デヴィッド??その名前は知らない。私はディック。あなたは何の仕事をしてるの?ミュージシャン?」
「いやいや、私はギターは超初心者です。
なにしろ、このギターは、今日手に入れたんだから。
私は、養護学校の教員なんだ。クラスで、子どもたちと一緒に歌うために、ギターを弾くんです」
「本当?私の娘も、ハンディキャップがあるんだ。
でもとてもスウィートだ」

そんな感じで、しばらく、何のための会話なのかわからない会話をしていると、
わしが降りる駅の駒込に着いた。
わしが「じゃあ、私は降ります」と言うと、
ディックも立ち上がり、荷台に乗せてあったかばんからパンフレットを取り出して、
「何かあったら電話してください」と言って、名刺と一緒にそれをくれた。

ディックは幸い、一緒に降りてこなかった。ああ、良かった。
パンフレットには、案の定、
宇宙だの、
神だの、
光だの、
平和だの、
イエスだの、
書いてあったとさ。
なーむー
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by syun__kan | 2009-05-25 12:32 | 日記 | Comments(0)
とくになし
ここしばらくの間、特筆すべきことは、何も起こらなかった。
いや、いろいろあったのかもしれない。
でも、それらについて掘り下げることを頭の中でしなかったので、
全部忘れてしまった。

フォゲット

そう、たまに、
「自分は、忘れた。覚えてない。それについて、記憶や感覚を、失くした。ああ、失くした」
と実感した時に、わしは

フォゲット

と言う。
好きな英単語なのだろう。フォゲット。みんなも声に出して言ってみるといい。気持ちいいから。
他に、気持ちいい英単語は、もう一つある。イナフだ。

ああ、もう自分は充分だ、と思ったとき
…GWで5日間よく休んだときとか、食べたかった物をいっぱい食べたとき、などに、

イナフ

と、力を込めて言う。

「はあ~、ずっとエビ食べたかったんだ。
久々に食べられて良かった。もう、お腹いっぱいだ。イナフ

など。
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by syun__kan | 2009-05-16 14:54 | 日記 | Comments(0)
自分のビジュアルについて
なんだか最近、自分のビジュアルに飽きてきた…というか、関心がなくなってしまった。
ろくに鏡も見ないので、今の自分の髪の伸び具合も、あまり把握していない。
(でもまあ、まだ大して伸びていないだろう。お風呂あがりに髪を乾かすのに、そんなに時間がかかっていない)
昔はもっと、自分のビジュアルに関心があったはず…

小さい頃は、長州力の長髪に憧れて、髪を伸ばそうとしては、
母に切られて涙していた…。
小学校の卒業アルバムを見ると、
わしの顔写真は、
(自分で言うのもおこがましいけど)
半端じゃなく可愛い。
端正な顔立ちではないけど、
沖縄から上京してエイベックスのダンススクールに通ってデビューを目指しているような(古いかしら?)
健全な初々しさがある。

中学を経て~、高校を経て~、
徐々におっさんくさくなったわしは、
高2で視力が低下してフチ無しめがねをかけ、
思春期的な悩みを抱えて丸坊主になり、
額には吹き出物が紛争を起こし、
ついに、ヒョロ長い、グランドボウズメガネになってしまったのだった…。

やれやれ。
クラスメイト達は、頭にワックスをつけてツンツンさせ、
まゆ毛を細く剃り、隙を見て髪の脱色を視野に入れていたというのに、
なんでまた、わしは、とことん垢抜けない、ぶっといまゆ毛のボウズメガネだったのだろう?
別に、野球部や柔道部に入っていたわけではない。
完全自発性のボウズだったのだ。

でもまあ、それはそれで、自分のビジュアルに関心があってのことだった。
ボウズにすることも、周りから見られることを意識した一つの表現だったのだろう。

大学に入ったわしは、引き続きボウズメガネ。
加えて、ファッションへの興味の無さ(もしくは、興味はあったのだけど、明らかに間違った解釈をしていた)から、
いつも黒いウィンドブレーカーを着ていた…。

…。

しかも、そのウィンドブレーカーには、…ええと…そうそう、
「HEAD」という、謎のメーカー名がでかでかと刺繍されていたのであった。
なんだったのだろう、あれ?

しかし、徐々に周囲の人々に感化されたわしは、メガネをコンタクトに変更。
さらに髪を伸ばし始める!!!
そして、すぐさま脱色!
なぜかわしは、白髪のロン毛になりたくなったのだった。
しかし…美容院へ行けばいいものの、
お金を節約したい時代だったので、すべて自分でブリーチ剤を買って脱色、染色を行っていた…。
しかしわしの髪の毛の色素は強く、なかなか思い通りに染まらず、
茶髪になったり、金髪になったり、ムラサキになったり、わしの髪の毛はえらいことに。
結局、1年くらい試行錯誤していたが、理想の「白髪」だった期間は、数日間だった気がする…。

ボウズの時にわしをアルバイトとして雇った、近所のスリーエフの店長は、
勤めている間にどんどん変貌していくこのバイト店員について、きっと、きっと…あれ?どんな気持ちを抱いたのだろう?想像つかない。

わしの髪は、ダメージヘアを通り越して、
ビニールテープを裂いて作る運動会のボンボンみたいになっていた。

そしてある日、「やめよう」と思い、黒の短髪に。
今度は、脱色中に試せなかった、パーマを探求する旅に出た…。
わしは、長いモサモサ髪になったり、80年代男性アイドルのようになったりしたが、
大学卒業の頃にはやっぱり黒の短髪に戻った。
コンタクトも面倒なので、メガネに戻った。(この現象を、メガネリターンと名づけよう)
わしは教員を目指し始めていたので、変な格好をできなくなっていたのだ。

それに、ある程度歳を取ると、
「自分の男前度は、こんな程度。
どういじくりまわしても、キムタクにはならないし、阿部寛にも、小池徹平にも、
渡部篤郎にも、福山雅治にも、松田優作にもならない」
というように、自分の外見の限界を、ある程度把握し、
ある意味であきらめてしまうのだろう。

そんなわけで、わしはここ3年くらい、黒の短髪でフチのあるメガネというスタイルのままなのだが。
でもわしはまだ25歳だし、
25歳といえば、マイケルでいうと、まだ肌も黒く、カーリーヘアだったころなのだ。
わしはこれから、もっと変わっていったほうがいいのかもしれない。
キムタクにはなれないにしても、
何かもう少し今よりも魅力的なサムバディになれる可能性はある。

よね?
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by syun__kan | 2009-05-06 19:09 | 日記 | Comments(2)
DVD観賞をしよう
今日は、お休みの日だ。
Hさんは、仕事で出かけてしまった。
なので、家で、DVD観賞をした。
今日見たのは、2タイトル。

一つ目は、出ましたー。
Perfumeの、「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」
はい、出ましたー。
Perfumeは、良い。
武道館ライブのDVDを購入してしまった。
思えば、今までの人生で、CD屋さんでちゃんと定価でCDやDVDを購入したのは、
嘉門達夫と鈴木彩子とYMOと細野晴臣とジュディ・アンド・マリーと、
マイケル・ジャクソン関係とプリンスとマドンナと
ジェームス・ブラウンとクラフトワークとジャネット・ジャクソンだけだ。
あとは、プロレスのテーマ曲集とか、映画のサウンドトラックとかしか買ったことない。
Perfumeは、おもしろいと思う。
メンバーの3人はもちろんすごいバイタリティーを持っているけど、
それをプロデュースする人や、振り付けの人、その他の人たちが一体になって、
総合的に作り出す世界観がとても良い。
歴史を踏まえ、新しいものを作り出す、ちゃんとアートになってる。
DVDの武道館ライブ、オープニングは、マイケルの「ヒストリーツアー」によく似ていた。
そしてマネキンの演出は…クラフトワーク、YMOの時代から続く、テクノポップグループの伝統なのかしら?
ライブが始まると、腕を真っすぐに伸ばすと、ヒジが少し逆に曲がるような、
お人形さんのような女の子が、髪を振り乱して踊る。
わしはパッと見て、「そんなに踊って、大丈夫なの?」と感じる
マドンナも踊るけど、あの人は大丈夫。きたえてるからー。
もちろんマイケルも大丈夫。あの人は無理しないし、それに男性だ。
そういう、踊るべき肉体にダンスが宿ってる映像はたくさん観たことあるけど、
あんなに普通そうに見える体格の女性が、操り人形のように踊る姿は、
小さなカルチャーショックだったかもしれない。
2曲目のedgeという曲のダンスは特に凄かった!
他の曲も、パントマイムや手話のような、ちょっとレトロな要素がふんだんに散りばめられていて、ツボだった。
ダンスは、かしゆかと呼ばれている樫野さんという方が、一番うまい。
首や手足が長いし、衣装もすごくダンスに映える。
だから、3人が同時に無機質なダンスをしている時は、樫野さんばかりに目がいく。
しかし顔の表情は、あーちゃんと呼ばれている人が一番豊かで、ハッピーな感じがする。
このPerfumeというグループ、プロジェクトに、口パク云々で批判的な意見をするのは、ちょっと視野が狭い。
マドンナもジャネットもマイケルも、ダンスパフォーマンスに集中する時は口パクになる。
それに、テクノポップのグループは、汗をかいてはいけない伝統があると思う。
コンサート中のほとんど身動きしないで小さなキーボードをいじるだけのクラフトワーク、
眠る寸前のような伏し目でベースを弾く細野さん、
あのクールでドライでシステマティックな感じこそテクノポップの真髄だとすれば、
これ以上Perfumeに身体的な負担を増やすと、テクノポップでなくなってしまう。
というか、歌うことに力を割くのは、テクノポップ的にはちょっと泥くさすぎる。
だから、これで良い。
ただ!ただ、バンドが誰もいないのはどうしたものか?
いくらすべて打ち込みで作った曲だとしても、
例えばYMOはコンサートでは生演奏だったし、なんかあってもいいんじゃないか。
とかなんとか。ありきたりな感想を書いてしまうほど、今日は鑑賞者に徹した。

二つ目のDVDは、TSUTAYAで借りてきた、WWEの、クリス・ベノワというレスラーのドキュメント。
この人は、数年前に亡くなった。というか、衝撃的な自殺をしてしまった。
生前は、派手さはないものの、ストイックで、誠実な人柄を感じさせる、すごい試合をしていた。
日本にもよく来ていたから、わしも何度か生で試合を見る機会に恵まれた。
今日見たDVDは、生前、バリバリだったころに発売されたものであり、本人やその家族、仲間のレスラーのインタビューを挟みながら彼のレスラー人生を振り返る内容だった。
仲間のレスラーとしてインタビューを受けていたエディ・ゲレロという選手も、ベノワより先に亡くなってしまっている。
エディ・ゲレロの場合は、ステロイドのせいだ。
はあ、なんでみんな自分の体を大事にしないんだろう?
DVDの中にも、サブゥーという有名な選手が首を負傷するシーンが映っていた。
ベノワも、マットに背中を強く打って首を負傷していた。
というか、ケガは嫌だ。
この間買った、平成時代の日本のプロレス史を振り返る週間プロレスの増刊を読んでいても、
ケガの記事を見るたびに気分が沈んだ。
グレート・サスケがデスマッチで背中に穴を開け、
ハヤブサがムーンサルトを失敗して頚椎損傷し、
プラム麻里子が試合中の事故で亡くなった。
だめだよ、怪我しちゃ。ましては亡くなってしまっては。
小さい頃、わしがテレビにかじりついてプロレスを見ていたら、
母が「光太郎、将来プロレスラーにだけはならないでね」と言っていた。
見るからに危なそうな職業だからね。
でもまあ、東京の通勤ラッシュの電車も、時々人身事故で止まる。
仕事が原因で体をすり減らしたり、命を落とすリスクは、どの職業でもあるのだろう。
プロレスは、その瞬間が見えるから、目立つだけだ。
生命を危険にさらすくらい、仕事に打ち込む人はよくいる。
覚悟はかっこいいかもしれないけど、みんな、体には気をつけよう。
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by syun__kan | 2009-05-03 16:07 | 日記 | Comments(0)
サンドウィッチの歌
サンドウィッチを作るのが好きだ…。
この間は、炒めた玉ねぎとスモークサーモンとチーズを挟んでやった。
ブロックベーコンとレタスとトマトときゅうりとマスタードも挟んでやった。
バターは少し溶かして、パンに全面的に塗らないといけない。
そうでないと、挟まれるものの水分が染み込んでしまう。
マヨネーズは、けっこうしっかりとかけないと味がしない。
だからたくさんかけるんだ。
次は何を挟んでやろうか。
卵を挟んでやろうか。
卵を、スクランブルして挟もうか。
ハードボイルドして、包丁で切って挟もうか。
細かく切ってマヨネーズとあえて挟もうか。
スライスした玉ねぎを水にさらして挟もうか。
ブロッコリーやニンジンをゆでて挟もうか。
エビをゆでて挟もうか。
生のパプリカを挟もうか。
アボガドとカマンベールチーズを挟もうか。
カマンベール、カマンベイベー。
おやすみベイベー。
君の夢を挟んでやろうか。
この世の中を挟んでやろうか。
裸のくさなぎくんをはさんでやろうか。
空がパンになって降ってくる。
地面がフカフカのパンになる。
マンションも工場も、森もガスタンクも、
パンに挟まれて真っ暗になって、
わしは頭の上のパンを食べて、
白いパンの上に顔を出す。
巨大なサンドウィッチを食べようとする、さらに巨大な人と目が合った。
ああ、わしが10代ならば、
こんな感傷的な歌も似合うのに。
現実のサンドウィッチは、小さい。
一度には挟みきれないから、
少しずつ、何度も挟もう。
長い時間をかけて、すべてを挟もう。
そして、コーヒーが無くてはならない。
別にインスタントでいいんだ。
豆を挽いて、どうのこうの…のところまでは、まだ舌が成熟していない。
ドイツのパンは、重くて香ばしいと、蝶野正洋が言ってた。
色んなサンドウィッチが食べてみたいな。
そして歳をとって、じじいになって死んでいく。
どうぞご一緒に。
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by syun__kan | 2009-04-26 15:36 | 日記 | Comments(0)
アシカのスムース・クリミナル
昨日は、動物園と、動物病院と、風呂屋に行った。
暖かくなってきた。
暖かくなると、動物園の、アシカが見たくなる。
アシカは、ごく控えめに言って、ものすごく気持ちよさそうに泳ぐ。
昨日行ったのは上野だった。本当は、ズーラシアのアシカの展示が一番気持ちよさそうなのだが。
アシカは、ものすごくスムーズに水の中を進む。
こんなにスムーズに、進めるなんて、
わしには、水の中ではまず無理だし、地上でも無理だ。
ダバダバしないと進めない。
あんなスムーズさ、体験したことない。
そう、アシカはボールを鼻に乗せて芸なんてする必要ないんだ。
スムーズに水の中を進む姿だけで、充分人間の羨望の眼差しを集められる。
きっと人間は、アシカのスムーズさに嫉妬して、
ボールの芸みたいなことをさせて、アシカに不自由な動きを強いているに違いない。
などと思ってしまうくらいにスムーズだ。

その後、Hさんと飼っているフェレットを、動物病院に連れて行った。
待合室で新聞を読むと、「毛皮を目的にしたアシカ猟に反対する人たち」の記事が載っていた。
ハンターが、アシカを撲殺する写真が載っていた。
世の中には、一筋縄ではいかない物事がたくさんあるようだ。
あまり関わらないようにしよう。

ところで、わしはいつも力んでいる。
体のどこかに力が入っている。
だから、いくら食べても太らないのだろう。
温泉や銭湯など、広い風呂に入ると、わかる。
わしは、周りのおっさんたちほど、リラックスできていない。
まわりのおっさんたちの方が、力が抜けていて、アシカに近い。

昨日行った風呂屋は、近所にある、スーパー銭湯的な温泉だった。
初めて行った。
はじめは、いつもどおり、湯に浸かっても、体はこわばっていたのだが。
次にサウナに入った。
サウナの中には、テレビがあって、エロ詩吟の人がネタをやっていた。
家のテレビが映らないわしは、貴重な機会なのでテレビを真剣に見た。
しかし暑さであたまがボーっとしてきた。
サウナから出ると、水風呂があった。
初めて、水風呂に入ってみた。
何の意味があるのだろう?
体をガッと温めて、直後にキーンと冷やす。
体に何を期待して、このようなことを強いているのだろう?
よくわからないまま、水に浸かっていると。
気づくと、体の力が、抜けていた。
これが、リラックスというものなのかしら?
なんだか今日いけそうな気がするー。

水風呂から出て、露天風呂に入った。
リラックスしている。体のこわばりが抜けていた。
わしは、初めて、入浴を楽しんだ。
あると思います。
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by syun__kan | 2009-04-19 11:33 | 日記 | Comments(2)
箇条書き
・最近よく夢を見る。数十羽の鶴と、空き地で戦う夢。
鶴もわしも、半笑いで、冗談半分なんだけど、だんだん本気になってきて怖くなる夢。
鶴に、キーック!!

・部屋にいたら、いきなり窓を叩かれる。
カーテンを開けると、となりのとなりの部屋に住んでるおじさんが、半裸で立っている。
バスタオルを借りに来たんだって。
貸したら、数分後にまた窓を叩いて返しに来た。
そんな夢も見た。

・ここからは、現実の話。
昨日は、原宿のザ・グレート・バーガーというお店でハンバーガーを食べてきた。
わしはハンバーガーが好きだ。
値段が高くてガッツリした店も好きだけど、マックもそれはそれで好きだ。
ザ・グレート・バーガーのハンバーガーは、ゴージャスだけど、わりとやわらかめで、ふんわりしていた。
ミッドタウンにあるベーカーバウンズのハンバーガーは、パンと肉がかたくて、食後にもたれる。
ハードロックカフェのハンバーガーは、なんとなく薄味。
クワアイナは、まろやか。
北海道にあるラッキーピエロは、遊んでいる。
人形町のブラザーズは、グッドバランスだった記憶が…。
ウェンディーズは、パンが甘い。
モスは、高い。
マックは、パンの食感がコピー用紙っぽい。
全部好きだ。

・こたつをしまった。

・このあいだ、特大ゴジラを買った。
特大ゴジラとは、1990年前後に売られていた、大きなソフトビニール製のゴジラ人形。
当時小学校低学年だったわしにとっては、究極の憧れだった。
しかし12000円だったため、慎み深いわしは、両親の財布の状況を案じ、ねだることはせず。
わしはいつも、アマチュアレスリングの習い事に行く途中に、車の後部座席から、
おもちゃ屋さんの天井に吊るされ、店内の明かりに照らし出される特大ゴジラのシルエットを、
食い入るように見つめていたものだ。
そのうち廃版になってしまい、世の中から姿を消す。
関口少年の心には、
「欲しくて欲しくてたまらないけど、決して手に入らない存在」の象徴として、
特大ゴジラは刻まれた。
ソウルグッズ。
パッパラー河合にとっての、鈴木早智子。

しかしこの間、中野ブロードウェイ内のまんだらけで発見。
5400円だった。

「ど、どうしよう、、、か、買えるよ、、、」

ドギマギ。
かなり迷った…
特大ゴジラはすでに、20年近い歳月の中で、
美しく、清らかな、不可侵な存在として神格化されていたからだ…。
買っちゃっていいんだろうか。
これを手に入れてしまったら、わしがこの世でギリギリ生きている、微妙なバランスが崩れるのではないか。

しかし、傍らにいたHさんの「買っちゃいなよ」という無邪気な助言に背中を押され、
わしは特大ゴジラを購入した。

いま彼は、うちの洋服ダンスの上にいる。
わしと彼は、お互いどう付き合ってよいか、まだ探り合いをしている感じがする。
朝起きると、たまに目が合う。
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by syun__kan | 2009-04-12 11:15 | 日記 | Comments(0)
ボリジロウ、サウナポン
Hさんとわしは、山手線の電車内で、名前について話し合っていた。
自分の子供が生まれたら、こういう名前にするとか、あの○○みたいな名前は歳を取ってから大変そうだとか、
そういうたぐいの話だ。
その中で、わしは「こういう名前は嫌だ」という名前として、
とっさにボリジロウを挙げた。

「たとえば、ボリジロウは、絶対いやだよね」

その後、駒込駅を出て、歩いているうちに、どういうわけか、
ボリジロウがものすごくぶり返してきた。

ボリジロウ…!
ボリジロウ…!

「カッカッカッカ…ボ、ボ、ボリ、ボリ、ボリジロウ!!!ブワ!!」

と、笑いが止まらなくなるわし。
駒込駅前の商店街には、通行人の方々がたくさんいるのに、それでも笑いが止まらない。

Hさん「何がそんなにおもしろいの?」

わしは呼吸困難に陥っていて、すぐには答えられない。
交差点まで来てようやく呼吸を整え、

わし「だって、ボリジロウだよ!
何が面白いかというとね、自分のペットにボリジロウっていう名前をつけたとするとね、
はい、この犬は、ボリジロウっていうんです。
おい、ボリジロウ!って紹介しなきゃならないんだよ。
ボ、ボ、ボリ、ボリ、ボリジロウ!!!ブワ!!」

ああ、またぶり返してしまった。
今思い返すと、何がおもしろいのかさっぱりわからないのだけど…。

でもまあ、こういう状況は、誰にでも時として起こりうる。
Hさんだって、昨日、わしが
「パフュームの次のアルバムは、いつ出るんだろう。
次のアルバム、買うな今度は」
と言ったのを聞いて、
「買うな今度は」を「サウナポン」に聞き違えて、
「次のアルバム、サウナポン?」
と言って、わしが、「いやいや、買うな今度はって言ったんだよ」
と訂正すると、
その20秒後くらいに「サウナポン」がぶり返し、膝をたたいて笑い転げていた。
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by syun__kan | 2009-04-06 06:56 | 日記 | Comments(0)



現代芸術家、関口光太郎の日記。
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