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当たり前のこと
薄給だが、
壊れたメガネを買い直せず、ビニールテープ巻いて使い続けているような輩だが、
ひとつ言わせてもらうと、
わしは奥さんがいて、
奥さんは鬱で休業中で、
一日の半分は犬と寝ていて、
時々押入れから、6月に拾ってきた猫がのぞき、
猫は最近は下に降りてきてその辺を歩くようになり、
犬がだだだっと迫って行って、
猫は「うーー」とうなって、睨みあいになるのだけど、
犬の方は迫ったものの迫ってからどうするというヴィジョンはなく、
前足をぺシペシとさせて床を踏み鳴らすのみで、
猫も「こいつはうざいけど害はない」という感じで受け流して、
ネコパンチすることもなく、
そんな感じで一日が進行し、
奥さんは夕飯を作ってくれたりくれなかったりだけど、
我が家の家訓は「自由」であるからして、
つまり皆、やりたいことをやれば良い。
なので夕飯を作ってくれなくても、マクドナルドでも買っていけば良いわけで、
特に問題はなく、
何しろわしは奥さんが大好きであって、
奥さんがいて犬がいて猫がいて、
衣装ケースの中には何気にハリネズミがいて、
3LDKで、一か月暮らせば給料はまったくなくなってしまうけど、
ボーナスはかろうじて貯められるという
このプラマイゼロな生活をことさら愛している。
わしは奥さんが大好きであるが、
それは恥ずかしいことだろうか?
そんなことはないだろう、夫は奥さんのことが大好きであるべきだし、
それは当然なことである。
当然過ぎてあらためて言う必要がないのだろうか。
わし達の生活はプラマイゼロである。
夫は薄給で奥さんは鬱で休業中である。
でもガタガタ言われる筋合いはない。
わしはまったく掃除が苦手で、奥さんはわしより少しだけ得意なくらいで、
でも余計なものは買わず、
テレビを見ず、
芸術を理解でき、
とても波長があっている。
奥さんはサンマとチョコレートとイチゴとジャガイモがことさら好きで、
メロンを嫌う。
その辺りの趣向は違うものの、
わしは奥さんが大好きであり、これからも最後まで好きである。
これが一番大事なことでなはいか。
踏まえるべきはここであり、踏み外すことは本当にない。
これさえあれば!
毎日幸せすぎてわけわからない。
でもメガネは買った方がいい。
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by syun__kan | 2011-09-28 22:53 | 日記 | Comments(4)
新しい朝です
ワゴン車に乗って、山道を走っていた。
暗くなってきてしまった。
荷物を、会社に搬入しなければならない。
同乗者は、わしの同期数人。

会社に着いて、荷物を運びこむ。
会社には、広い芝生の庭がある。
わしはそこで同期と踊っていた。
同期と夜中に搬入する仕事が、新鮮で楽しかったのだろう。

翌日、出社した。
フロアにたくさん机が並び、ところどころ仕切りで区切られ、
ワイシャツから透けるランニングシャツと、
黒いスラックスに頑迷なお尻を浮かび上がらせたおっさんたちがたくさんいる。

わしの直属の上司が話しかけてきた。
君は今年からの新入社員であるからして、
もうすぐボーナスなのだけど、君にボーナスを出さない方がいいと言っている人たちがいる。
君が昨日庭で踊っていたのを見て、君は我が社にそぐわないという意見が出た。
今はもう出世した6年目の山根君なんかは、取引先で必ず部長と酒を飲んだ。
パーティーがあると、全員と挨拶して、全員とこう(わしの手を握って)握手した。全員とするんだ。
君もそういう風にがんばれると良いね。

そこでわしは考える。
わしは特別支援学校の教員ではなかったっけ?
そうだ、転職したんだ。
お給料とか、人生経験とか、考えて、何かこう、いかにも世の中的な営業職とかをやってみようと思ったんだった。
でも、どう考えても、嫌だなこれ。
教員の方がいい。庭で踊っていても怒られないし、
むしろ子どもと踊っていることが仕事になる。
でもとりあえず一年、この会社で頑張ってみようかな。
一年でやめて、また元の学校に戻ろうかな。でも元の学校は、出戻りを受け入れてくれないだろうな?

と、そこで目が覚めた。わしは夢を見ていたんだ。
秋分の日の、新しい朝です。
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by syun__kan | 2011-09-23 11:41 | 日記 | Comments(0)
三宅一生さんにお会いする
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ありがたいことに、2008年に展示に出させてもらって以来、
21-21DESIGN SIGHTで新しい展示がある場合、毎回オープニングレセプションへの案内が送られてくる。

でもほとんど毎回、行かない。
平日に行われるので仕事の都合上キツイこともあるし、

なにしろ21-21DESIGN SIGHTでオープニングがある場合、
誇張でも何でもなく、誰もが名前を知っているようなクリエイティブな業界の超大物な方々がごろごろ集うので、
普段の自分の教員の仕事に関しては引け目に感じることは一点も無いにしろ、
クリエイティブな面で自信の無い時は、
胸張って行けないのである。

ただし今年の夏は何度も書いている通り、4年ぶりに制作したので、
関口は少しクリエイティブな状態にある。

岡村靖幸の歌詞で言うと、

「エーブリバディ今年の夏は誇らしいと誰からも 言われてみたい気がする~

(中略)

どぉなっちゃってんだよ 人生頑張ってんだよ

一生懸命て素敵そうじゃん

ベランダ立って胸を張れ」

だから、作品をプリントアウトして、
明日から始まる「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展のオープニングに、奥さんと行ってきた。

六本木、東京ミッドタウンは、今さら言うまでもなく超ハイソサエティな感じ。
一つ一つにたっぷりとお金がかけられている感じが街から発散されている。

ちなみにわしは食費節約のために36円のコーラを買いだめし、78円の食パンでサンドイッチのお弁当を作る。

21-21DESIGN SIGHTは独特の匂いがする。
展示は、非常に面白かった。
イッセ―・ミヤケの服を、アーヴィング・ペンという高名な写真家が撮影した作品の軌跡。
両者自由すぎる!!
既成概念とか、お金とか、自宅の間取りとかにとらわれない発想のスパーク加減よ。
ガス代とかにとらわれて生きているわしらの頭を本当にほぐしてくれる。

ちなみに昨日わしは給料日前で、手持ちが80円だけだったけどなるべく残高に手をつけたくなく、
59円のブナピーだけ買って、ご飯とブナピーを入れたスクランブルエッグとレトルトカレーの夕飯を食べた。

三宅一生さんは人だかりに囲まれていたが、挨拶させていただくと、ちゃんとわしの存在を覚えて下さっていて、
作品の写真も見て下さった。
身に余る光栄なことである。
がんばって生きていつかまた胸を張ってお会いしたい。

ちなみに展示のポスター下半分の写真は、昭和の名怪獣「ガイガン」にそっくりだ。
神聖は色んなところに宿っている。
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by syun__kan | 2011-09-15 23:35 | 日記 | Comments(0)
あまりに楽しみだったこと
ミュージシャンの岡村靖幸氏が復帰して、9月7日からツアーをすることを知ったのは、まだ6月半ばだったか。
すぐに、パソコン上で先行予約の抽選に応募した。
その日からわしは、「あまりにも楽しみなものが控えている」2ヵ月半を過ごすことに。

しかし、手放しに楽しみにできない事情もある。
まず、岡村さんは覚醒剤で何度も逮捕されている方。
何かの拍子に、9月7日を迎える前にまた捕まったりしないだろうか、という心配。

そして、前回のツアーは、怪我で途中で中止になってしまっている。
わしは今回のツアーのうち、新木場で行われる初めの2日間に応募し、2日目に当選した。
おいおい初日に怪我して2日目は無かったりしないだろうなという心配。

ああ、わしはいつも、全盛期をもしかしたら過ぎてしまっているのかもしれない中年男性の表現者のファンになる。

マイケル・ジャクソンだって、わしが2002年にファンになって以降、ついに一度もオリジナルアルバムを出さず、ライブもせず、亡くなってしまった。
彼の死後に発表された映画「This is It」も、アルバム「michael」も、
確かに光ってる部分はあるけれど、
死体に空気圧を送り込んで無理やり歩かせてるような不気味さがどうにも拭えず、もろ手で歓迎できない。

岡村さんの3度目の逮捕の時は、多くのファンは、もう彼のステージや新曲は望めないのではないか、ということが頭をよぎったそうである。

ここ2年くらいでファンになったわしとしても、
「岡村靖幸の作品っていうのは、追体験するものだ」と思い込んでいて、
まさか生でライブを見られる機会に恵まれるなんて思っていなかった。

ほんとにそんなことが起こりうるのだろうか。
目の前で、岡村靖幸が踊ったり歌ったりとか。

と、半信半疑、反面めちゃくちゃ楽しみなことを抱えたまま、わしの職場では1学期が終わった。
猛暑の中、日々鬼ごっこをして過ごした7月の影響で、わしは体重が2キロ減していた。

夏休みは実家のあるグンマーと東京を往復し、「5メートルのネジ」を制作していた。

ここ数年「制作しなければ」という思いを抱えて過ごし、ついにこの夏に叶えたわしは、体重も回復し、スッキリしつつも、
やや燃え尽き症候群的なテンションで2学期を迎え、
「ブルルン…プスプス…」
と音を立てている自分のエンジンを何とかして動かそうと、
何度もペダルを踏んでいた。
1学期に比べ、暑いもののやや乾燥した空気の中で鬼ごっこする、2学期9月のスタート。

2か月半。いろいろあるもんだ。
ちょっとずつでも自分がアップデートされてる実感はある。
アップデートされても、「岡村靖幸のライブ」は不変の、絶対的に楽しみな事項であり続けていた。

でも2、3日前になると、楽しみ過ぎて、変な考えが浮かんだ。

「これだけ楽しみだったライブ、あえて行かなかったら、9月8日の夜、わしは何を思うのだろう??」

チケットは、わしの本棚の最上段に、怪獣メガロのソフトビニール製の人形が抱える形で保管してある。
もし破っちゃったりしたら…

わしは未経験のことに、いつもうっすら興味がある。
スキューバダイビングとか、スカイダイビングとか、土俵入りとか、
そういうのと同様に、
行けるはずだった、あまりにも楽しみなライブに、あえて行かないというのも、
間違いなく未経験なことである。



フフフ…
破いてしまおうか。
9月8日、仕事を終えたら、新木場行かずに、家に帰ってこようか…



と、自虐的な妄想を楽しんだのち、
わしは当然、9月8日、新木場に行ったのである!

目の前で岡村靖幸は歌い踊った。
わしは1Fフロアの後方で、ノッポにモノを言わせて人の頭越しに熱視線を送り、一緒に歌い、踊っていた。
濃厚で素晴らしかった。
わしなんか新人だけど、長年のファンにとってはさらに感動的だったことだろう。

楽しみなことを作って叶えていこう。
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by syun__kan | 2011-09-10 18:46 | 日記 | Comments(0)



現代芸術家、関口光太郎の日記。
by syun__kan
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