<   2013年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

朝の6時に携帯電話のアラームで目覚めた。
新しい朝です。

まだ暗い部屋をひたひた歩いて、
犬と猫にえさをあげた後、鏡を見ると、
最近中途半端に伸びてきた髪の毛が、アンディ・ウォーホルの自画像のように爆発していた。
岡本太郎の太陽のように、獣神サンダー・ライガーのマスクのように。
「東映」のロゴのバックの、荒波の映像のように。

おまけに、一休和尚の肖像のようなヒゲも伸びている。
月曜だからだ。
土日に剃っていないから、3日分伸びている。
口がへの字だ。

鏡を睨んでいる。
一日が始まるのはやぶさかではないが、やはり寝ている方が生物として楽なのだろう、
自然な迫力のある睨み方だ。

こうしてよく見ると、アーティストっぽく見えなくもない。
「安易に社会に迎合しない」的な雰囲気がある。
わしは左右を向き、わしの迫力を楽しんだ。

それから着替えた。
寝巻きとして使用している、古くてだぶだぶしたパーカーを脱ぐ。
普段のワークウェアはジャージだが、今日は出張である。
スーツを着ねばならない。
久々のスーツを着用すると、皮を剥く前のトウモロコシのようになった。
ようするに、カチッと締まっているけども、てっぺんだけボーボーなのである。
しかし、ネクタイでキュッと締められている、その上が、
毛がボーボーで口がへの字で前を睨んでいるのというのも、それはそれで面白い。
美大の教授みたいだ。
余裕のあるアウトローみたいだ。
わしは鏡の前で、わしの美大の教授っぽさを楽しんだ。

しかしわしは美大の教授ではないので、そのままでは外界に出られない。
電気ヒゲソリで、ヒゲを剃る。
安物のヒゲソリであり、ヒゲもある程度伸びているので、痛い。
それでもどうにか、わしの口周辺の皮膚が全てあらわになった。

続いて洗顔し、次にお湯を髪の毛につける。
さらに、タオルをお湯で絞り、海賊ネズミのポロリのように頭に被り、髪の毛をごしごしと揉む。
続いて整髪フォームを髪につけ、ドライヤーで乾かしながら手櫛でなでつける。
これで髪は、おとなしく一方通行になり、均一な水面となってわしの頭を覆った。

鏡の中には、素朴で控えめな青年ができあがっていた。
事実わしは、素朴で控えめである。
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by syun__kan | 2013-02-18 23:27 | 日記 | Comments(0)

三宅感くんの家に行ったら

・予備校時代からの友人、三宅感くんの家に、奥さんと犬を連れて遊びに行った。

・西武線の西の方にある最寄り駅に着いたら、三宅くんと三宅くんの奥さんが、出迎えてくれた。

・三宅くんは、白塗りに赤、黄色、緑などのラインが入った京劇っぽいメイクで、着物を着ていて、後頭部から頭頂にかけて臼のような形態が乗り、髪の毛が臼のてっぺんから吹き上がるような格好をしていた。

・三宅くんの奥さんのミホさんは、着物を来て、白塗りに日の丸のような頬紅と、緑の眉墨で、髪の毛をヤマトタケルのように結んでいて、腰の帯にウルトラ怪獣の「ダダ」の人形を、二つ、挟んでいて、妊娠6ヶ月だった。

・三宅くん、ミホさん、わし、わしの奥さん、犬のハルは、商店街を歩いて三宅くんの家に向かった。

・途中でスーパーに寄り、キリンビールを1パック買った。

・三宅くんの家に着いた。玄関前に、高さ80センチくらいある、ガンダムの足のような靴?パーツ?が揃えて置いてあった。本当は、これを履いて迎えに行きたかったが断念したらしい。確かに、今三宅くんは、普通のサンダルを履いていて、そこだけ少し残念そうだった。

・通された一室は、暗く、何語か分からない音楽がかかり、赤い布で壁面を覆われ、テーブル上の蝋燭とイルミネーションが造花を照らしていた。

・壁には仏像やキリストの絵画や、「光虫」「問答無用」「認者」などとよくわからないことが書かれた張り紙があって、その中に、

 menu
○ヘササラダ
○カントリーチキン
○カゲベンカレー
○ゲチョアイス
○らっぴょっぴ

と書かれた紙があった。どうも、今日ご馳走してくれる料理の名前らしい。

・カントリーチキンが出てきた。敷かれたレタスに、香ばしく焼かれたチキンが乗っていた。美味しかった。

・ヘササラダが出てきた。トマトに丸くて白いチーズが乗って、楊枝で刺されていた。美味しかった。

・らっぴょっぴが出てきた。とろみのあるスープで、優しい味だった。何が入っているか、何の味かは、わからなかった。

・カゲベンカレーが出てきた。キーマになりそうでならず、踏みとどまった感じのカレーだった。美味しかった。

・ゲチョアイスは、アイスを作る手動の機械でその場で作られた。わしもハンドルをまわして協力した。キャラメルなどが入っているらしく、最後にナッツが振りかけられ、非常に美味しかった。

・わしらが、タイで買ってきた、木製のワニの玩具をあげると、喜んでくれた。いずれ生誕する、三宅くんの息子さんも、喜んでくれるだろうか。

・三宅くんは、アートの世界にも、もうすぐ打って出るらしい。わしはとても楽しみだ。わしも三宅くんも、人生において、諦めたことなんて、まだ一つもないはずである。

・そろそろおいとまします、と言うと、三宅くんとミホさんは、フルメイクのまま、また最寄駅まで見送ってくれた。わしは、自分が普通の格好をしていることが、えらく恥ずかしかった。
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by syun__kan | 2013-02-11 17:39 | 日記 | Comments(0)

雪なんてない

昨日職場に行ったら、
みんなが「明日は雪だ」とうそぶく。
これから降ると。
明日朝は雪かきしなきゃいけないと。
同僚たちが言う。
そんなわけないじゃないか。
笑止千万。
かなり暖かくなってきた。
降るわけない。
うちにはテレビが無いからわからないが、
まさか天気予報まで本気でそんなこと言っているのではあるまいな?
もう2月である。
「2月が一番寒い」という人がいるけど、冗談ではない。
一番寒いのは、間違いなく1月である。
そんな風に言う人は、本当は寒さにあまり敏感ではないのだろう。
あまり困っていないのだろう。
わしのような、本物の寒がりにとって、2月になることの意味は大きい。
全然寒さが違う。
確かに寒いが、いられる。存在できる。
居ても立ってもいられないような寒さではない。
この程度の寒さなら、降ったとしても、雨だろう。
それに、困るのである。
いまわしは貧乏暇なしを極めている。
雪で電車が止まるとか、道がアイスバーンで歩きづらいとか、
そんなトラブルに足止めされているわけにはいかない。
3月までに、屋外に設置する新聞とガムテープの巨大作品を作らなければならないという、初めから矛盾した命題を抱えたわしにとっては、
生活そのものがトラブルである。
トラブルのプールで潜水している。
「雪が降るかも」なんて言っている人は、ひょっとして、トラブルを求めているのではないか?
こんな2月の暖かい日に、「今夜は雪だ、都内に積もる」なんて言っている人は、
リフレインに陥った日常に刺激を求めているのではないか?
楽しみなのではないか?雪による困り感が。
別にそれ自体悪いことではないし、わしだってリフレインに陥る時期もある。が、
あいにく明日は雪は降らない。
もう暖かいのである。

と思って寝たら、翌朝、外はがんがん雪が降っていた。
外に出ると、最高に寒い。
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by syun__kan | 2013-02-06 20:46 | 日記 | Comments(2)

《総力戦によるサービス停止のお知らせ》

例の、初詣の日に依頼された仕事が、
いよいよのっぴきならなくなってきたので、
一日のうちに一分も無駄な時間がありません。
貧乏暇なし!
例えるなら、
「坂の上の雲」に描かれた、日露戦争中の日本のような状況です。
これはわしにとっての日露戦争なのです。
とりかーじ!!
死ぬ気でやれば勝てるってことです。
3月19日の搬入を終えたらまたお会いしましょう。
それまで、基本的にこの日記はお休みします。
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by syun__kan | 2013-02-03 23:38 | 日記 | Comments(1)