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正直男子はんしゅつ
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フジテレビ様の「正直女子さんぽ」という番組で、わしの調布での展示の様子が放送されるそうです。
8月1日、12:00~13:30の番組だそうです。
わし自身は登場しません。撮影に立ち会わなかったので。
というか、失礼ながら「正直女子さんぽ」という番組を拝見したことがないので、
どのような取り上げられ方をするのか?
数分のVTRなのか、はたして一瞬なのか?
わしは全然わかっておりませぬ。
が、よろしくお願いします。

そして、「正直女子さんぽ」を観る→「関口光太郎」で検索する→…
という経路でこのブログにたどり着かれた方、
申し訳ありません。
調布での展示は7月26日で終了しております。

工作の本は絶賛発売中!!ですのでこちらをチェケラ!!
↓↓↓
「新聞紙とガムテープでこんなのつくれた! 親子で自由研究」
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「親子で自由工作 新聞紙とガムテープでつくって遊ぼう! 」
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…というわけで、今日(7月29日)は、調布の展示の搬出前半戦をしてきました。
搬出は、いつもさみしいです。けっこうなエネルギーを使うのに何も生まないからね。

搬入は楽しい。
始まるわけだから。
ファンデーションの乗りが違う。
肌にツヤ、髪にコシが出る。
脂肪の吸収が抑えられ、血糖値が下がり、口から英語があふれ出し、
憧れの先パイにアタックでき、ムダ毛も消え失せ、第一志望校に合格し、3か月でこのカラダになる。
そんな感じ。

そして展示期間中は、普通に生活していても、体温がほんの少し、0.05℃くらい上昇している。

搬出にあたり、作品の保管場所に困っている旨を、この間の日記でお伝えしました。
結局のところ、実家の駐車場に新しく倉庫が立ち、
ひとまず問題は解消いたしました。

関口の作品の保管場所について、気を揉んでくださった方、
フェースブックでシェアしてくださった方、
どうもありがとうございました。
お騒がせいたしました。
何人かの方々に助言をいただき、あれこれ考えをめぐらせたことで、わしにとってとても勉強になりました。
とはいえ、いずれここも一杯になると思うので、保管場所問題には今後も取り組み続けることになります。
がんばります。

明日は搬出後半戦。
調布の皆様、どうもありがとうございました。
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by syun__kan | 2015-07-29 23:47 | 日記 | Comments(0)
日東電工様のホームページに登場
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日東電工様のホームページに、
関口の工作を紹介する記事が載りました。

「企画展 第4回 夏休み自由研究 ガムテープと新聞紙で夏の思い出をつくろう!」

関口の立体作品は、新聞紙と「日東電工スーパー布テープ」でできています。
学生時代に、いろいろなガムテープを試す中で、
スーパー布テープの粘着力、保持力、手触り、色、質感にほれ込み、
以来スーパー布テープ一筋でしたので、
「日東電工」というのはわしにとって、
そう、なんといえばよいか…。
「ルイ・ヴィトン」のような、輝く憧れのブランドでした。
万物を創造された神様のような存在でした。

それをずっと公言してきて、日東電工様の視界に入ることができ、
今こうして、ホームページに実に立派な記事を載っけていただけるというのは、
感慨無量であります。

追記。
この間の日記に書きました、
「作品の保管場所のアイデア募集」というのは、
まだ受け付けていますからね!!
何かありましたら、よろしくお願いします!
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by syun__kan | 2015-07-24 22:29 | 日記 | Comments(0)
「ピーターとオオカミ」のためのオブジェ
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ワークショップは、何度やっても、心臓に悪い。
初めて出会う参加者たちを、うまくスイングさせられるのか。
頻繁にやっている、各自好きなものを自由に作ってよいスタイルならまだよいが、
新しく考えた、初めてやる活動をプレゼンテーションする場合は、さらに胃が痛い。
逃げ出したくなるぜ。
朝、電車の中でな。
満足に事が進まない日だって、当然あるのだ。
そういう時は、普通に傷つく。
しかしうまくいけば、本当に感動する。
まあ、どうなっても、わしにとっては貴重な経験値となる。
リスクがなければ、感動は得られない。
これもワークショップで学んだことだ。

何にせよ、「アートの力は自分の世界にこもるためではなく、もっと人と関わるために使う」という方向性を持っているわしとしては、
ワークショップは人生の必修科目!
起きろ!逃げるな!関口。

ということで、今回は展示中の調布にて、
同施設内で近日中に行われる、
「ピーターとオオカミ」の劇のために、かざりを作ろうというワークショップ。
昨日夕方、徒歩圏内のホームセンターで買って担いで持ってきて組み立てた骨組みに、
参加してくれた24名の小学生とともに、新聞紙をガムテープで巻いて肉付けし、
3メートルくらいのオオカミを、一日かけてつくる。

流れ的には、2011年にやった「出前アート大学」に似ている。
この辺は、経験が活きる。

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骨組みに群がり、あっというまに肉付けしていく小学生たち。
逆ピラニア。

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背中に乗った、たくさんの猫、小鳥、アヒル。
これらはすべて、「ピーターとオオカミ」に登場する動物たち。

最終的には、冒頭の写真のように、関口の作品「王様」と並んで展示された。
サイケな模様、自由な発想に溢れた制作、協調性もあり、
素晴らしかったです、調布の子どもたち。
ありうがとう。感動しました。
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by syun__kan | 2015-07-19 22:44 | 作品写真 | Comments(0)
路頭に迷う作品たち
調布市文化会館たづくりでの展示は、展示終了まであと10日を切りました。
新作はほとんどないのでちょっと不本意に思っていましたが、そんなことは、関口の作品なんて初めて見るお客様にとっては関係なく、
おおむね好評をいただいたようで、ほっとしております。

ところで、展示してある作品たちは、
この展示室に運び込む前は群馬の親戚宅の倉庫に、ばらばらに分解して保管しておりました。
親戚のご厚意で、長らく置かせていただいていたのですが、
そろそろその場所も、使用期限的なものが迫ってきまして、
7月26日までの会期を終えたのち、実を言うとこの作品たちは、行き場所を失っております。

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「大人魚姫」、全長6メートル、高さ3メートルくらい。

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「サンダーストーム・チャイルド」、全長4.5メートル、高さ3メートルくらい。

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「王様」、高さ3メートル弱。

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「女王」、縦横2メートル強。

このままの大きさで保管するわけではないです。
前述の通り分解できるので、もう少し省スペースでイケます。
しかしこの現代社会。
関口は全く高所得ではない若造。
今後とも保管し続けるのは、なかなかしんどい。
実家に、少しは置けますが、全部はちょっと無理です。

そう、レディース&ジェントルメン。
ご紹介しましょう。
これがまさに、立体作品を制作する者の宿命的な苦悩です。

平面作品はまだよい。
重ねて平らに仕舞えるからね。
もっというと、パソコンとかで制作する作家ならば、保管に関してはもっとも効率的。
データにすれば、数十センチ立方のスペースさえあれば万事OK。
しかし立体作品は…
人々が一坪何百万も払い、トランクルームとかまで使って空間を手に入れようとしているこの現代社会において、冗談みたいに非効率的!!
特に、雨風火に弱いくせに何だか知らないけど巨大な関口の作品なんて、もうサイアク!!!

元はと言えば、関口は自作をどんどん捨てていました。
「新聞紙とガムテープという刹那的な素材だからこそ、その瞬間だけの美しさを表現できる・・・」
とか言ってました。
かっこいいですね。
しかし大人になって、各地で展示をするようになって、
作品を保管しておけばよりたくさんのお客さんに、より広い世界観の作品を見せられることに気づき、
それからは、なるべく保管するようになりました。

どうでしょう。
この若い現代芸術家の作品、無理して残しておくべきでしょうか。
この世の中において、それだけ価値のあるものでしょうか。
わかりません。
わかりません。
わかりませんけど、わしは一応、まだ残しておきたいと思っているのです。
調布で、わしの作品を見て、
「でけー」
「すげー」
とか述べている子どもたちを見ると、彼らの人生に何かしらの良い影響を、この作品は今後も与えていけるんじゃないかと、期待してしまうのです。

というわけで、保管場所に関して、何かアイデアがある方は、関口に教えてください。

「うちに置けるよ」

とか、

「ここに置いたら?」

とか、

「うちの美術館で永久展示しますよ」

とか(無いワ!)。

有力なアイデアを参考にさせていただきたいです。
コメント欄に、公開でも非公開でもよいので、お願いします。
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by syun__kan | 2015-07-16 23:46 | 日記 | Comments(5)
大阪ツアー(後編)
午前3時半に一度起きて、アクエリアスを買って飲んだ。
これで頭痛はある程度収まる。

再び上段カプセルへ、まどろみながら7時半起床、
寝そべるおっさんの群れに紛れて館内着のまま鮭定食の朝食。

おっさんの群れは、とても静かだ。
一人で来ている人が多いこともあるが、友達同士も多い。それでも、とても抑えてしゃべる。
女子なら、こうはいかないだろう。
おっさんとは、かくもおしとやかな存在である。

電車で万博記念公園へ向かう。

いかん、まだ意識が朦朧としている。
せっかく太陽の塔に会いに行くのだ、失礼に当たる。
コンビニでレッドブルを一缶買って飲む。

大阪モノレールに乗り継ぐ。
しばらく行くと、車窓から見える景色において、森林の向こうに黄金の顔がのぞく。

やばい、来た…。
いよいよだ。

万博記念公園駅を降り、太陽の塔に向かって慎重に歩を進める。
面接に向かう就活生のよう。
もう見えてる。
おそらく日本で一番有名な現代美術作品。
視界の右のほうには、70年万博の名残なのか?オレンジ色の球体のオブジェも見えるが、
そんな正確な幾何学形態は、まったく太刀打ちできない。
森林だってかなわない。
手びねりによって作られた、太陽の塔の有機的なフォルムは、たまらなくセクシーだ。
公園入場口前の売店でほどよく非グルメ系のハンバーガーをテイクアウトして、入園。

花と緑に彩られ、花屋さんやお土産屋さんに縁取られた素敵な公園内に、塔はあった。
全貌が明らかになる。
いや、明らかにならない。

太陽の塔を見に行くにあたり、見に行ったことのある人に、あらかじめ、感想を聞いていた。

「ばかでかいよ」

という人もあれば、

「でかいと思って身構えていたから、意外と小さかった」

という人もいた。
そして実際、わしの目の前に置かれたそれを見た、大きさについての感想は…
何とも言えない…

普通、巨大なものは、窓とか電線とか、もっといろいろ、大きさの比較対象が付着しているものだ。
簡単に言えば、もっとディティールに密度があるのだ。
こんなにものっぺりしたものが、巨大であることはあまりない。
のっぺりしたものは、普通小さい。
だから太陽の塔は、何となく、大きいのか小さいのか、把握しづらい。
近寄って見ても、それは変わらない。
遥か上にあるはずの「顔」は、遠いところにあるはずなのに大きい。
そして鑑賞者から「顔」までは、さえぎるものも、大きさの比較になるものも無いのである。

この「印象の把握できなさ」こそ、巨大な作品のミソなのだと思う。
離れてみても、近寄っても、いつになっても「だいだいわかった」と思えないのである。

わしの頭には、わしの地元に近い、高崎観音が思い当たる。
あれは確か、45メートルくらいだった。
初代ウルトラマンと同じだ。
太陽の塔は、65メートル。
大きさの印象は、近い。
二つの大きな違いは、高崎観音が宗教的な造形物であること。

マンションとか、商業ビルとか、公共施設とか、そういった実益のあるものについては、
人々はどんどんお金を注ぎ込み、巨大なものを作る。
実益的なもの以外で、巨大なものがあるとしたら、それは宗教的なものだ。基本的には。
大聖堂、大仏、大観音。

太陽の塔が偉大なのは、実益でも宗教がらみでもないのに巨大で、しかも45年間も保存されているということ。
まるでオリジナル岡本宗教。
いや、実際そうなのだろう。
一人の男のオリジナル宗教みたいな情念が、70年エキスポという一大チャンスと非常にうまくフュージョンし、
築き上げた一夜城が、まさかの普遍化、という感じ。
45年も保存されているのは、それが自分勝手なものではなかったからだ。
いろんな人に影響を与え、魂を鼓舞したのだろう。
太陽の塔に影響を受けたと自認するアーティストは多い。あまりにも多い。
多くの人が、このオリジナル宗教に、オリジナルな祈りを捧げたのだ。
太郎賞という賞に導かれたわしも、その一人なのだろう。
オリンピック・パラリンピックに向けた文化イベントを提案しろと言われたときも、
真っ先に浮かんだのはこの太陽の塔だったし、
実際に描いたスケッチも、太陽の塔を超えるために「70メートルを目指す」と設定されている。

太陽の塔の周りを、近寄ったり引いたりしながらぐるぐる歩いたこの記憶は、
一生頭にこびりついて離れないものになるだろう。
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それからわしは、奥さんに勧められていた、公園に隣接する国立民族学博物館へ。
この博物館も、掛け値なしに凄かった。
古今東西。
…それはすなわち、古いものも新しいものも、あらゆる範囲で。という意味である。
響きはかわいいけど大風呂敷もはなはだしい言葉だ。
しかしここにあったのは、古今東西と言って差し支えない。
古今東西の、人が作った物が展示してあった。
それぞれの土地の、文化の特徴を示すもの。
お祭りや宗教的な儀式に使われるもの、衣類、仮面、生活の中の道具、楽器などなど…

わしは自然物も好きで、自然物90パーセントで展示されてる動物園、水族館、植物園は大好きだ。
でも人工物はもっと好きで、自然物と人工物がフィフティ・フィフティな国立科学博物館なんかもお気に入りだ。

しかしここ、国立民族博物館は、人工物100パーセント。
これ、東京にあればいいのに…。
頭というなべを木べらで底の方からそっくり混ぜっ返されるような刺激を受けた。
そう…半年に一度くらいは、頭の中を底の方からそっくり混ぜっ返さないとね。

実は依然として、頭はぼーっとしていた。
公園のベンチで休憩、
その後モノレール、電車を乗り継いで大阪城ホールへ向かう。

物心ついた頃から大好きだった新日本プロレス、
一時は人気低迷から会社が傾きかけたけど、ここ数年で奇跡的に息を吹き返し、
今宵は21年ぶりの大会場・大阪城ホールに再進出なのである!!
会場前の屋台でたこ焼きを頬張る、わしの心も誇らしい、否、長く見ているファンなら皆誇らしく思っているはずだ。
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16時開始、最終的に20時過ぎまで続いた全10試合の大トリは、
AJスタイルズ選手対オカダカズチカ選手の選手権試合。
オカダ選手は団体を背負って立つ若きエース、
「新日本プロレスにカネの雨が降るぞ!」が決めゼリフの、通称レインメーカー。
入場時にはオカダ選手をデザインした模擬紙幣が雨のように舞う大掛かりな演出、
その中で太陽の塔のように両手を広げる。
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この美しき。
そう、話を蒸し返すことになるが、
オカダ選手のこのポーズは、わしのオリパラへのアイデアの、着想の元にもなっている
昼に見た太陽の塔との類似は、たぶん偶然、というより何かのご縁。
試合は感動的な白熱の好勝負の末、オカダ選手の勝利で大ハッピーエンド。

全試合終了後、オカダ選手の模擬紙幣を入手すべく、選手入場ゲート付近の座席へ拾いに行く。
しかしあんなにたくさん撒かれていた模擬紙幣は、すべてファンに拾われてしまっていて、一枚もない。
すると、たくさん拾っていたファンのお姉さんが、一枚分けてくれたのである!
素晴らしきプロレス女子。
この日記を読んでいる可能性はほぼゼロだが、
この場を借りてお礼申し上げます。
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その後、わしは大阪駅に移動。
東京に帰る電車は0時37分発のサンライズ出雲。
寝台特急だぜ、イエイ!
それまでだいぶ時間があり、携帯の充電もしたかったのでネットカフェに入る。
そこで昨日の日記を書く。

0時を過ぎ、わしは大阪駅の改札を通る、そこで駅員に呼び止められる。

「お客さん、これ7月5日の0時37分発の切符ですけど、
もう0時過ぎて、今7月6日なんですね」

は?

「この切符、24時間前にもう出てる電車の切符ですね。
買い間違えて来はったんですね。
ほんとは7月6日の0時37分発買わなあかんかったんですよ。
今ならまだ買いなおせますけど、
もう買っちゃったやつは、払い戻しできません」

オーマイ&ガーファンクル!!!

というわけで、わしは知らない間に、凡ミスにより、
一万円をドブに捨てていたのであった。
まるでレインメーカー紙幣と引き換えに…

まあいいさ、また一年働けってことだな。
貯めて、また旅行するよ!

翌日、東京に戻ってきて、奥さん、ボリさんと48時間ぶりに再会。
切符の件を上申。

わし「というわけで、わしは一万円かけてかっこうのブログネタをゲットしたんですよ」

奥さん「…体張ってるね」
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by syun__kan | 2015-07-06 22:13 | 日記 | Comments(0)
大阪ツアー(前編)
「7月に大阪行くんです。
電車で行って、一泊して、
太陽の塔を見て、大阪城ホールで新日本プロレス観て帰ってくるんです。
一人で。
これが、今のわしの掛け値無しのモチベーションなんです。
大阪のために、それまでの間、わしは全てのことをがんばるんです」

と、工作本の編集の下井さんに言ったら、

「まだ半年後じゃん!」

と、つっこまれた。
確かに、あれは1月のことじゃった。

しかしだ、わしは堅気の仕事に就いた妻子ある31歳である。
自分のためだけに、そう、オンリー自分のためだけに丸二日間使うことなど、
そうそうできることではない。
(と、思ってるんだけど、これって一般的?)
まあとにかく、わしにとっては、半年間待つだけの価値が、十分すぎるほどみなぎった、
スーパースペシャルレジャープロジェクト!
なのであった。

超満員の仕事も家庭もアートもなんのその。
大阪のためならエンヤコラ。
雨の日も風の日も。

そしてついに…時は来た!

7月4日は土曜日だけど半日仕事あり。
終業後、レジャースタート。
まず、ランチを兼ねた会食がある。
ここで一杯ビールを入れてしまったのが、若干ミスだったかもしれない。
いや、ミスと分かっていてもミスりたいときがある、みたいなことを大人になって知った。
とにかく、体力勝負の教員仕事。
週6日を駆け抜けた体は手指が震えるほど疲労困憊、そこへのアルコール注入で、わしはやや意識朦朧に。

若いころは単に体力が豊富だったのか?
それとも社会の荒波が正真正銘の荒波なのか?
「ホンモノの疲れ」というのは、大人になってから知った。
学生時代は、徹夜のバイトとかよくやってたけど、意識朦朧までにはならなかった気がする。

せっかくのレジャー、ボーっとしていてはもったいない。
なるべくシャキッとしようと心がけながら、わしは川口へ。
多摩美彫刻科時代の同級生、山崎由佳さんが展示をしているのだ。

ライトノベルのタイトルでも何でもなく、事実として、僕は友達が少ない。
少ない上に、その貴重な存在と、会う機会を積極的に設けようとする習慣がない。
アーティストの三宅感君も複顔研究者の戸坂明日香さんも、
親友と言っちゃって恥ずかしくない存在だとわしは思ってるけど、
思えば2年くらい会っていない。

だめだな、これでは。
変な意地的なものを張らずに、ちゃんと友達と会って行かないと、
本当に会わないまま、いつの間にかおじいさんになってしまう気がする。

山崎さんと会うのは、やはり実に3年ぶりだった。
クスノキを彫った作品が並ぶギャラリーに一歩踏み入れた途端、
そこは周囲の環境から切り離された、全く違う時間と価値観に満たされていた。

…このセンテンス、最初、「周囲の環境」を「俗世間」とタイピングしようとしてやめた。
世間が卑下すべきもので、ギャラリーの中こそ崇高なものである、みたいなニュアンスは、わしの意図と違うと思ったからだ。
その後、「俗」を取って「世間」とタイピングしようとして、それもやめた。
それだと山崎さんがロビンソン・クルーソーみたいだからだ。

どっちが善くてどっちが悪い、という考えは基本的に好きでない。
その決めつけをやめたところから、思考の深化は始まると思っている。
世間的な価値観、アート的な価値観、どっちもあって良い。
みんな違ってみんな良い。

でもとにかく、その空間はある程度切り離された感があって、
仕事と飲酒でしぼりたての雑巾のようになっているわしにとっては、
それが非常に気持ち良かった。
切り離されたかったのだ。
山崎さん、ありがとう。
また機会を作ってちゃんと会おう。

その後、どういう経路だったか、とにかくわしは品川へ。
サンドイッチとビールを買って、新幹線で新大阪へ。
車内ではあまり寝れず。
森博嗣ミステリィを目で追う。

新大阪に着き、乗り継いで大阪へ着く。
21時40分くらい。
自分が身構えていることに気付く。
警戒している…何に?

そうだ…たぶんわしは、何年も前に、西日本にて、
関西系の方々と食事したとき、
関西系のノリツッコミの会話にまったく付いて行けず、
輪に入れず
それが軽く、文化的なトラウマになっているのだ…
まるで、バンコクに着いたときのような精神的な身構えっぷり。

大丈夫だ関口。落ち着け。ただの日本だ。
そして君は、もういい歳した大人だ。
ナイーブな青少年ではない。

ホテルを探す。
カプセルホテルだ。
優雅のとびっきり逆だ。
コンチネンタルとも、真逆ではないにしろ、120度くらいの別角度だろう。

雨が降ってきた。
絶賛ガラケーユーザーの関口君は、小さな画面の地図だけが頼りで、
小一時間彷徨ってしまう。
旅先での彷徨いはそれはそれで楽しいのだが。
雨はあんまり好ましくない。

ようやく着いた男性限定カプセルホテル、
すごく清潔というわけではないが、
温泉、サウナも有り、
広いカーペット部屋には館内着をはだけたおっさんの群れが203高地のように寝そべり、
気兼ね無いことこの上ない。
何だか妙に楽しかった。
普通のビジネスホテルにしなくて良かった。

0時半、わしは上段のカプセルにて就寝する。
明日に備えて、意識をシャキッとさせねば。
しかし、疲れ、そして慣れない飲酒とサウナのせいで、頭痛が開始。
わしの眠りはなかなか深まらなかったのであーる。

後半へ続く。
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by syun__kan | 2015-07-05 23:26 | 日記 | Comments(1)
近頃
日々の仕事と家庭、そしてアートで超満員札止めの精神と肉体、
この疲労をどう解消しようという悩み、
たどり着いた解決法が

「はやくねる」

だったため日記書けなかった近頃。

古い薬屋さんの窓に、たくさん貼ってある「足のつる人」の張り紙、
そんなに需要あるのか、足のつる人への対処は、
と思っていたけど、めっきり、
自分が足のつる人になりつつある近頃。

以前制作しながら目にした、新聞の川柳コーナーに載っていた、
「やはり老い 未知の病が 顔を出す」
という川柳を思い出したりする近頃。
そう、新聞の俳句・川柳・短歌の投稿コーナーは、
投稿される方の年齢層が高いのだろう、
そういう重厚な作が多く、けっこう記憶に刺さったりする…
「次は俺 いいや俺だと 友の通夜」
とか…。

「マンゴー味 期間限定」

とか言うけど、
あと45億年経てば地球は消滅するのだから、
全てのものは期間限定である。

年間2本くらいしか映画を観れない忙しさ、

「最高の名作映画ベスト100」

とかの記事を見ると、ひょっとしてわしはせっかくこの世にいるのに、
最高の名作映画さえ、全部観れないのかもしれない、というか観ないんだろうな。
とか思ったりする近頃。

まあ、それはそれとしてだ。

「ドキドキするべきだぜ歴史上の史実のように
そう無難でずさんじゃせっかくの物語で
自ら脇役に志願してるようなもんじゃん
知らない間に」

これはわしが大好きな岡村靖幸の歌詞。

「ユーモアの無いところに良いアイデアは生まれないし、
お金の無いところに良い仕事は生まれない」

これは近所にタイムススリップしてくる格言おじさんの弁。
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by syun__kan | 2015-07-02 23:12 | 日記 | Comments(0)



現代芸術家、関口光太郎の日記。
by syun__kan
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