国立デザイン美術館だそうです
f0177496_1831092.jpg


デザイナーの三宅一生氏と美術史家で国立西洋美術館館長の青柳正規氏が、
日本におけるデザインの重要性を広く伝えるとともに、
国立デザイン美術館設立に向け機運を高めるべく、
2012年9月に「国立デザイン美術館をつくる会」を設立しました。

そして11月27日に、ミッドタウンでシンポジウムを開くそうです。

そうですか、がんばっていただきたいですね。
では、おやすみなさい。

と、ところがどうしたことか!!
シンポジウムの登壇者に、関口の名前が入っているではないか!!

新品のパソコンが並んでいる中、ただ一つ、泥つきのにんじんが置いてある光景を思い浮ほしい。
当日は、そういう光景が見れるはずだ。

何しろ関口は、デザインに関してまったくの素人である。
やれやれ!!三宅さん、佐藤卓さん、深澤直人さんら、錚々たるメンバーの文末に、関口なんて、オチにもならない。
お客さんのだれがわしのことを知っているんでや?

登壇者は恐るべき超一流である。
実は3週間ほど前、シンポジウムに先がけた打ち合わせがあって、ほとんどのメンバーが集められて2時間半ほどの話し合いを持った。
平日で、わしは職場から直行したので、シャカパンのジャージにトレーナーにリュックという恐るべきワークウェアのまま、この集団に加わったのである。
話し合いでは、もうシンポジウムが始まったかのように、先鋭的な会話が展開された。
その会話は、あまりに洗練されすぎていて、参った。

誰も同じ話を繰り返さない!
誰かがした話をもう一回言い直すみたいな、会議にありがちな展開がない!
聞かれたことに回答しているうちに違う話になってたりしない!
誰かがかなり抽象的な話をしても、みんなに伝わっている!

感性の世界選手権というべきか。
当然、自分が足を引っ張るのではという心配が浮かぶが、
ここは居直るしかない。

昔、「たけしの誰でもピカソ」という番組の中の「勝ち抜きアートバトル」というコーナーで、
審査員は3人中2人はアーティストなのだけど、一人はタレントの今田耕司さんで、
わしの友達は「なんで今田耕司が審査員になれるんだ!」と怒っていたけど、
わしは、一般の方まで届かなければ本物でないのだから、美術に関して素人の方が審査員に入っているのは良いことだと思った。

だから今回のシンポジウムでわしは、その役をやれば良い。
デザインの専門家たちがデザイン畑の中でしか理解できない話をしないか、
ちゃんと一般人まで届く話をしているか、チェックしちゃうぞ。
[PR]
# by syun__kan | 2012-11-11 19:09 | 日記 | Comments(0)
「女王」
f0177496_1923447.jpg
f0177496_1924651.jpg
f0177496_19244073.jpg
f0177496_19253022.jpg
f0177496_19271870.jpg

撮影:森英嗣/bozzoさん

高さは240センチほど。
会場に置いたキャプションの文章は下記。

「第二展示室に展示されています。送迎用3人乗り自転車に乗った母子です。神秘的な少女をモチーフにした美術作品は多いです。しかし本当に美しい女性とは、子どもを育て、生活を作り上げる、3人乗り自転車に乗った母である!!ということで、私と同世代の、若い母親にエールを送ったつもりです。」

「ヒーローズ」展の4作品の中では、最も彫刻的な作品だと思う。
形がキリッとしていて良い。
レッドキング的な、成田亨的な、構造的な良さがある。

他の作品はゴジラっぽいというか、表面処理に特徴があって、重々しく、土着的で、東宝怪獣的だ。
なんつって。

でも、この作品を作ってから、日ごろ、送迎用3人乗り自転車に、本当に目が行くようになった。
2人乗りだと、
「惜しい!もう一人!」
と思ったり。
[PR]
# by syun__kan | 2012-11-04 19:34 | 作品写真 | Comments(0)
「王様」
f0177496_199542.jpg
f0177496_1910229.jpg
f0177496_1911401.jpg
f0177496_19141270.jpg

撮影:森英嗣/bozzoさん

これはすべて、自宅のアパートの一室で作った。
一ヶ月くらい、この作品が我が家のリビングで傍若無人な邪魔さを発揮していた。
三つのパーツに分かれるが、全部積み上げた完成形は高さ295センチなので、自宅では積み上げられず、
現場で初めて積み上げた。

顔は子ども。
我ながら美形である。

展示した部屋には、岡本太郎さんの鯉のぼりも展示されていたので、マッチしたと思う。
手には小さな鯉のぼりを握らせた。

未来を担う、子どもたちにこそ、王冠を被せてあげなければいけない。
というか、私たち大人は、彼らに王冠を被せてあげられるのか?
というコンセプトの作品です。
[PR]
# by syun__kan | 2012-11-04 19:21 | 作品写真 | Comments(0)
「ヒーロー」(ペットボトルの少年)
f0177496_1901139.jpg
f0177496_1905897.jpg
f0177496_1913852.jpg
f0177496_1922689.jpg

撮影:森英嗣/bozzoさん

会場に置いたキャプションの文章は下記。

「庭に展示されています。震災後、新聞等に掲載された「ペットボトルを持ち、がれきの中を、水を汲むために歩く少年」の写真がモデルになっています。彼は苦境に立たされながらも、家族のために水を汲んでいます。震災後は、誰もがヒーローになれました。なる必要がありました。また、この作品は新聞紙とガムテープという、大変もろい素材で作られていますが、あえて雨風にさらされるおそれのある屋外に展示しています。放射能におびえながらも生活を営んで行かねばならない、私たちの姿をそこに重ねました。」

ちなみに、文中に出てくる、新聞等に掲載された写真とは、こちら。
f0177496_1953364.jpg

[PR]
# by syun__kan | 2012-11-04 19:06 | 作品写真 | Comments(0)
「ヒーロー」(大)
f0177496_1843512.jpg
f0177496_18445339.jpg
f0177496_18453187.jpg
f0177496_18465347.jpg

f0177496_18561627.jpg

「ヒーローズ」展が終了したので、作品写真(撮影:森英嗣/bozzo氏)を載せていきます。
まずはやはりこれですね。
足先から手先まで、約5メートルでした。
一番最初の計画では、7メートルほどで作り、庭に設置する構想でしたが、諸事情でダウンサイジング&吊り展示になりました。
搬入まで、「ほんとに吊れるんかいな」と半信半疑で、胃が痛かったです。
実際には、施工業者の方が「ハイホー!ハイホー!しごーとがっすっきー!」という感じのノリで、
あっというまに吊ってしまいました。
会場に置いたキャプションの文章は下記。

「玄関の上の空間に展示されています。サンダルや犬小屋など、日常的なモチーフを集合させ、ヒーローの形にしました。あたりまえのものだと思っていた生活は、実はヒーローのように、輝かしく、美しく、貴重で、儚いものであった。その実感を表しています。また、アンパンマンという、日本の代表的なヒーローキャラクターのテーマソングが、震災後にラジオでたくさん流され、人々の心を勇気付けたという経緯からも発想を得ています。」
[PR]
# by syun__kan | 2012-11-04 18:57 | 作品写真 | Comments(2)
一言では言えない人
ヒーローズ展は終了しました。
展示は、美術大学時代を中心とした友人たちと久しぶりに会う機会にもなる。

「会計士」とか「コンピュータープログラマー」とか「花屋さん」とか「整備士」とか「建築士」とか「介護ヘルパー」とか、
世の中にはいろいろな仕事・肩書きがあって、
それらはたくさんあるようにも思えるけど、
進路選択をしなければいけなかった21歳前後の自分にとっては、あまりにも少なく感じ、

「この中から選んで、自分をどれかに当てはめなければならないのかー!」

と思って愕然としたものだ。
自分はどれにも当てはまらない気がして。

結局「教員」を選んだ。それは結果的にまったく正しい選択で、とても充実した毎日を送っているけれども、
封印したはずの作品制作も、生理的欲求に逆らえずに結局解禁し、
教員をメインに、傍らで細々と美術活動を並行させる生活になった。
では何を作っているかというと、「彫刻」というには素材が弱すぎて、何か違う気もして、だから「彫刻家」を名乗るのも気が引け、
普段からアート界にそれほどの興味も無いので「現代芸術家」や「アーティスト」も名前負けな感じがする。

結局自分を表すと、「教員の仕事の傍ら、新聞紙とガムテープを使った立体作品の制作も行う人」ということになるか。
要するに、自分の仕事・肩書きは、一言で言い表でないのである。

でも、一言で言えない人って素敵ではないか、とも思う。
わしと同じように「愕然と」したはずの、美大の友人たちも、久々に会うと、皆、自分の生理的な欲求と社会に自分を当てはめなければいけない事情の狭間で、
それぞれに「一言では言えない人」になっていた。

その、一言ではとてもとても言い表せないわしの友人の代表、三宅感くんが、ホームページを作られたとのこと!
http://kan-miyake.com/kan-miyake.com/menu.html
これはすごい。素晴らしい。
一言では言えない彼の魅力が、もちろん全部ではないけど、かなりのボリュームで、世の中に初めて?アピールされている。
絶対必見!!!
[PR]
# by syun__kan | 2012-10-31 06:31 | 日記 | Comments(0)
「ヒーローズ」はあと一週間で終了です
f0177496_21353912.jpg
f0177496_21361097.jpg

bozzo(森英嗣)さん撮影による作品写真です。
実物より良く見えるといううわさもあります。が、

10月10日より開催中の、岡本太郎記念館での「ヒーローズ」も、残すところあと一週間になりました。
あれほどギャーギャー大騒ぎしたのに、あと一週間なのです。
未見の方、せっかくなので、ぜひおいでくださいな。
最終日、28日は庭で新聞紙工作のワークショップもやっております。
詳しくは記念館ホームページへ。

[PR]
# by syun__kan | 2012-10-21 21:44 | 日記 | Comments(2)
奥さん
・奥さんが去る10月19日に30歳の誕生日を迎えた。

・奥さんは、わしの美術活動における、パソコン&ワークショップ&社交の実働部隊である。わしは基本的に新聞を揉んでガムテープで巻くしかできないので、それ以外の部分は奥さんがやっているといって良い。

・展示やワークショップなどの美術活動をする際は、必ず奥さんを連れてゆく。わしがボーっとしていたり、あるいは覚醒しすぎたりしていてカバーできないところを、奥さんがフォローしてくれるのである。

・奥さんが仕事等で不在のとき、わし一人で美術活動に向かう場合もあるが、かなり心細い。

・奥さんがいないときの関口は、クリープのないコーヒーである。わしのワークショップに来て、奥さんがいなかったときは、「なんだ今日はクリープ入ってないじゃんかよ」と思っていただいて良い。

・奥さんは子どもの扱いがめちゃくちゃ上手い。教員であるわしより遥かに上手い。天性のものを感じる。

・新聞を揉んでガムテープで巻くことも、奥さんはできる。今岡本太郎記念館で展示中の作品も、ツバメのパーツはだいたい奥さんが作った。

・わしは現在29歳である。わしは20代なのだけど、奥さんは30代なのである。

・奥さんは今年の初めはまだ鬱病に伏せて家でだいたい寝たきりだった。しかし現在は週の半分はお絵かき教室の先生をして働いている。かなり回復したと言える。初詣の高尾山で、大吉が出るまでおみくじを引いたのが良かったのかもしれない。

・奥さんは20代が終わるときに死のうと思っていたらしい。若いときのトラウマをたくさん抱えていて、現在もカウンセリングを受けている。過去に足を引っ張られていると言って良い。経験の無い人には理解しづらいかもしれないが、心的外傷は、忘れようと思って忘れられるものではない。でも死なずに30代になったのだから、生まれ変わったと思って、これからは付録だと思って、人生を楽しんでほしい。本編よりも付録の方が魅力的な場合は多々あるのだから。

・誕生日を祝うために、ハリネズミ型のオリジナルケーキを注文して、今日食べたのだが、二人で食べるには大きすぎて、わしの腹部の張りが今半端ではない。

・奥さんに好きな食べ物を聞くと、「サンマとジャガイモとイチゴとチョコ」と答える。わしは「全部食材レベルじゃんかよ」とつっこむ。

・わしは自分の過去に何のトラウマも抱えていない。だからこれからも軽々と生きていける。そしてこれからも、わしが生きてゆくのに奥さんは必要である。奥さんがいなければわしは仕事と美術活動の両立なんてできないであろう。だから奥さんも、今後ともわしと一緒に軽々と生きてゆく必要がある。

・みんなもせっかくだから奥さんが30年生きたことを祝ってほしい。本当に良く頑張ったと思う。

・これから先、奥さんとわしには良いことしか起こらないのである。
[PR]
# by syun__kan | 2012-10-20 23:52 | 日記 | Comments(1)
特別展「ヒーローズ」開幕
f0177496_663744.jpg

というわけで、昨日なんとか無事に搬入を終え、
岡本太郎記念館様での特別展「ヒーローズ」が、本日10月10日より始まりました。
10月28日までやっております。
関口は、期間中、日曜日のみ在館しています。
日曜日は11時から15時まで新聞紙工作のワークショップをしています。
詳しくは記念館ホームページまで。
http://www.taro-okamoto.or.jp/
さてと、関口は岡本太郎に勝てたのでしょうか?
たった一日だけくらい、勝たせてほしいなと思います。
[PR]
# by syun__kan | 2012-10-10 06:19 | 日記 | Comments(0)
決闘前夜
いいことを教えてあげよう。
明日は決闘である。
ドキッとするだろう?

血で血を洗う、やるかやられるかの、決闘をする。
相手は素人ではない。
プロ。というか、
プロも何も…チャンピオンクラス。
知らない人はいないほどの人物。
しかも会場は、圧倒的にアウェー。というか、
アウェーも何も、相手の自宅だった場所だ。
わしは怖い。
やられるかも知れない。
爆死するかもしれない。
何しろ相手は爆発的だ。

確かに、わしの今までの戦績は悪くない。
いつも、周りの光を全部消してやる、くらいの、物騒な気持ちで戦ってきた。
何もそんな物騒なテンションで向かわなくても・・・と思われるかもしれないけど、自分としては、正解だったと思う。
何しろ、消すか消されるか。
鑑賞者の脳に、いかに自分の遺伝子を残すか。
表現者としての種の保存に関わる問題なのだ。
強い作品が、弱い作品の印象を消してしまう。
美術家にとって、エキシビションとは、戦いである。

しかし、今までの敵は、いつも自分と同じ立場の、同世代の、未完成な若者たちだった。
今回の敵は、生半可ではない。
岡本太郎である。
明日、岡本太郎記念館が閉館したら、わしの作品を搬入する。
明後日も、一日中搬入。
岡本太郎記念館に関口光太郎作品を突っ込んでしまう。
突っ込んでしまい、館内を落ち着いて眺め回せば、すぐに勝ち負けが分かる。
どっちが魅力的か。
怖いのである。
太郎の太陽に焼き殺されるかもしれない。
「はじめから勝とうなんてつもりはないよ」
と言ってしまえば、楽かもしれない。
でもせっかくだから、言っとこう、刺し違えてでも太郎を倒す。
そのつもりで搬入する。
会場には、太郎が書いた、有名な「殺すな」の文字も展示されている。
それは、わしに対して言っているのだ。
というつもり。
f0177496_22431234.jpg

[PR]
# by syun__kan | 2012-10-07 22:46 | 日記 | Comments(0)



現代芸術家、関口光太郎の日記。
by syun__kan
関口光太郎ホームページ
カテゴリ
プロフィール
新聞紙×ガムテープアートとは?
日記
作品写真
リンク
2020東京五輪に向けて、毎日何か作る
以前の記事
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
お気に入りブログ
感はがんばる
外部リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧